職場(上司)や取引先の男性と会話をするとき、
顔の「どの部分」が気になり、チェックしてしまいますか?
複数選択
普段から肌ケアに余念のない女性たちにとって男性の肌(肌質)は印象を決める1つです。
デキるビジネスマンとしては、女性と接する際に「清潔感」を大切にしなければなりません。服装や髪型などの身だしなみも大切な要素ですが、女性が感じる「清潔感」の重要なポイントは、実は肌(肌質)であることがわかります。
広義では、セラミドは「油溶性」ではあるのですが、オリーブオイルやミネラルオイルに「溶ける」わけではなく、「分散」しかできません。市販のセラミド製品の多くは、「溶解」ではなく「分散」にて配合されている可能性が考えられます。「分散配合」とは、簡単に言うとただ混ぜ込んでいるだけ。
砂糖を水に溶かした液は、もとの水と見分けがつきません。しかし、粘土を水に入れてかき混ぜた液は、にごりが酷く、もとの水とすぐ見分けがつきます。これは、水の中にある砂糖と粘土の状態が、全く違うからです。
砂糖は、水の中に溶けることで物質の粒子のサイズが、ナノレベルかそれ以下のものとなります。
つまり、ものすごく小さい状態となります。
これに対して、粘土は水に溶けることができないので、物質の粒子のサイズが変わらず、ただ何億、何兆個も集まった巨大な塊となったまま。つまり、粒子サイズが大きい状態となります。
粒子サイズが大きいままの「分散配合」では、「溶解配合」よりも効率が悪いだけでなく、効果を期待するには、より多くの配合量が必要となります。
つまり、実質的な効果が期待できるセラミド製品は、現時点での技術では、とても困難なことであるということです。
改めて言いますが、市販のセラミド製品の多くは、「溶解」ではなく「分散」にて配合されている可能性が考えられます。
グルコシルセラミドは、表皮の角質層の下にある、基底層から顆粒層に存在します。セラミドは、表皮の一番上の角質層にあります。ではなぜ、セラミドとグルコシルセラミドが違う場所にあるのでしょうか?
セラミドは、基底層でできた細胞が角質層まで上がってきて、最後にお肌から剥がれるプロセスであるターンオーバーの際に生成されることを説明しました。
セラミドが顆粒層にあるときは、まだ「セラミド」ではなく「グルコシルセラミド」と「スフィンゴミエリン」という成分として存在するのです。
顆粒層にあるグルコシルセラミドが、角質層まで来てセラミドになります。
お肌のグルコシルセラミドは、セラミドの原料なのです。
つまり、角質層でセラミドを補給していく重要な成分となります。
より角質層のすみずみへ保湿成分を浸透させたいと考えた場合、
粒子サイズは小さい方がいいに決まっています。
とても、シンプルな答えです。だから、
グルコシルセラミドなんです。
角質セラミドの年齢による変化(n=30)
文書にて同意を得た被験者の上腕内側より角質を採取、
TLCにてセラミド(セラミド1−6)量を定量しました。
ヒト前腕皮膚角層におけるセラミド量と年齢の関係
J. Dermatol, 20, 1(1993)
「セラミド」が不足すると、角質層のバリア機能が充分に働きません。乾燥など外部刺激で、角質層内の潤いがどんどんと蒸発されていきます。
肌表面に潤いがない、カサカサの乾燥した
オヤジ肌の印象を相手に与えてしまう可能性が大きくなります。
新しく生まれてきた肌細胞が、約28日かけて上へ上へと押し上げられていき、最終的に今まで見えていた肌細胞が古くなり「垢」としてはがれ落ちます。この肌の入れ替りサイクルが、ターンオーバーと言われています。セラミドは、このターンオーバーのプロセスで生み出されます。つまり、このターンオーバー次第ということになります。
日本人女性・頬部および前腕皮膚における角層細胞面積の加齢変化日本香粧品科学誌,23(1), 22(1989)
ターンオーバー能力の低下により、角質細胞が大きくなることが知られている。図のように加齢にともない細胞面積が増大、すなわち、ターンオーバーの低下が認められる。
加齢により、角質層内のセラミド量は減っていく。
しかも、自ら作り出す機能すら低下していく現実。
OVER40世代は、そんな年齢ということです。
体内セラミドを補うために、セラミドの原料となる
グルコシルセラミドを、直接、角質層へ浸透させる。
とても、シンプルな解決策です。
だから、グルコシルセラミドなんです。
今の20代男性のように、こまめに洗顔して、化粧水して、保湿クリーム塗って、パックして、UV ケアまで。
オジサンにそこまで「美容意識」を高めてくださいとは言いません。
常に部下に見られている。今のアクティブな印象を保つため。40歳を越えたら、良質な美容フェイスクリームぐらい使いましょう!という提案です。好印象なイメージを保つ重要性。上に立つ者のフェイスマネジメント。
現状を理解した大人の男だからできること。アンチエイジングではなく、OVER40世代のスキンケアは、現実維持が目的です。
睡眠に合わせた、夜(入浴後/就寝前)にご使用下さい。就寝中にも、肌の保湿効果は高まります。
T字カミソリや電気シェーバーの刃が肌の表面に当ることで、角質層が傷ついたり剥がれてしまったりする可能性があります。この「角質層の損傷」により、肌内部の水分流出による乾燥や、細菌や外部の刺激に対してのバリア機能が低下してしまう恐れがあります。
ヒゲ剃り後のご使用を「習慣化」するようお願い致します。
OVER40世代にとって、保湿対策は毎日の闘いとなります。
乾燥が気になる場合は、こまめにご使用下さい。使用制限はございません。