ラム酒特集
こちらの記事もおすすめです
ジン特集>
ウォッカについて>
テキーラについて>

ラム酒とは

サトウキビ畑

サトウキビを原料とする蒸留酒。

定義はこれだけなので、製造法などは自由に造られています。 そのため「ラム酒を代表する味」はなく、生産地、蒸留所、造り方によって味わいや香りが千差万別です。

ラム酒は種類によってまったく味わいが変わるので、自分に合ったラム酒の種類を理解しておくとラム酒を選びやすくなります。

原材料・製法による違い

原材料であるサトウキビの処理方法の違いにより、大きく3つに分類されます。

トラディショナル・ラム

サトウキビから砂糖を精製する過程で出る副産物「糖蜜」を原料とします。
「糖蜜」は冷蔵保存が可能で、一年は風味が保てるため、年間通じてラム酒を製造できます。
世界のラム酒の9割がこのタイプで、適度な香り・味わいを持っているのが特徴。

キャプテンモルガン スパイストラム
セルバレイ ホワイト ラム
プランテーション ラム バルバドス XO

アグリコール・ラム

クレマン VSOP

砂糖を作らず、「サトウキビジュース100%」を原料とします。

19世紀にフランス領植民地で確立した製法。

「サトウキビジュース」は絞り置きすることができないため、サトウキビの収穫期にしかラム酒を製造できません。

サトウキビ本体の甘さなどを味わうことができるのが特徴。

ハイテストモラセス・ラム

ロン サカパ センテナリオ23年

サトウキビジュース100%を加熱し、砂糖を作らずにシロップ化した「ハイテストモラセス」を原料とします。

「糖蜜」が糖度40~50%であるのに比べ、「ハイテストモラセス」は70~80%の糖度を持ちます。

「ハイテストモラセス」は風味を損なうことなく、冷蔵保存が可能なため、年間通じてラム酒を造ることができ、 「サトウキビジュース100%」を原料としているため、サトウキビの滋味をそのまま感じることができるのが特徴。

熟成期間・熟成方法による違い

熟成期間により3種類、香り付けをしたタイプを合わせて、大きく4種類あります。

ホワイト・ラム

バカルディ スペリオール

樽熟成させていない無色透明のラム酒。
または、1年以上木樽熟成した後に活性炭で濾過し、色素除去したラム酒。

原料のサトウキビの風味を一番強く感じることができます。

クセが少なくカクテルによく用いられます。

ゴールド・ラム

キャプテンモルガン プライベートストック

基本的に内側を焦がしていない大樽またはバーボン樽などで2ヶ月~3年未満の熟成をした、薄い褐色のラム酒。

ゆったりとした熟成に適してる大樽を用いることで、ホワイトラムの持つフレッシュ感を残しつつ、まろやかで飲みやすい味わいになるのが特徴。

樽香が強すぎないので、ストレートの他、カクテルのベースに向いています。

ダーク・ラム

パンペロ アニバサリオ

基本的にバーボン樽などで3年以上の熟成をした、濃い褐色のラム酒。

高温多湿な状況下での熟成は、寒冷地に比べて早く進むため、ラム酒の3年熟成は、ウイスキーの6~9年熟成に匹敵する味わいを持つといわれます。
また揮発(エンジェルシェア)により年間8~10%目減りするため、以前は8~12年が限界とされていました。
1700年の三角貿易の頃から、原酒をヨーロッパに運んでボトリングするボトラーズがおり、カリブ海諸国では難しい20年以上の熟成で商品化されることもあります。

風味が強いのでストレートやロックで飲まれることが多いようです。

スパイスドラム

クラーケン ブラック スパイスド ラム

もとは荒々しさが残るホワイトラムを飲みやすくしたり、薬効成分をもたせるため、生産地で採れるフルーツやハーブ、香辛料などを砂糖と共にラム酒に漬け込んで造られていました。

一般的なメーカーの製品はフルーツなどのエキスを抽出して混ぜた、比較的飲みやすいものが多いです。
カリブ海諸国では、日本の梅酒のように瓶にフルーツやハーブ、バニラを漬け込んだものもあります。

ストレートやロックで個性豊かな味わいをそのまま楽しむほか、カクテルのアクセントや製菓の風味付けに使用されます。

宗主国による違い

ラム酒発祥の地・カリブ海諸国の宗主国により、大きく4タイプに分けられます。

イギリス系ラム

マイヤーズ ラム オリジナルダーク 味わい傾向

骨太で濃い味わいが特徴。
口当たりは軽快でマイルドなタイプが多い。


製法の傾向

スコッチウイスキーの技術を踏襲しており、単式蒸留器と連続蒸留器で造られたラム酒をブレンドして製品化している。

フランス系ラム

ダモワゾー ラム ヴィユーXO 味わい傾向

アグリコール・ラムが多く、サトウキビ本来の風味を活かし、香り豊かで繊細な味わいが特徴。
極端に甘いラム酒は少なく、香りが甘くても口に含むとシャープなタイプが多い。


製法の傾向

ブランデー、特にコニャックの技術を踏襲してり、熟成年数の異なるラム酒をブレンドさせることで、意図する味を造ります。
ブレンドした最も若いラム酒の熟成年を、ラベルに表記します。

スペイン系ラム(島もの)

バカルディ ゴールド 味わい傾向

ライトで、ストレートで飲み続けられるような、当たりの優しい味わいが特徴。
度数が低めの商品が多い。


製法の傾向

19世紀にドン・ファクンド・バカルディ・マッソがキューバ革命の時に亡命した造り手たちによって、ドミニカ共和国などに伝わり定着しました。

スペイン系ラム(大陸もの)

ディプロマティコ レセルバ エクスクルーシバ 味わい傾向

ボディが厚く、しっかりとした甘みを感じる製品が多く、シガーとの相性が良い。


製法の傾向

スペインから伝わったシェリーやシェリーブランデーの技術を踏襲しており、今でもソレラシステムなど、シェリーの手法で造られています。

番外編

ブラジルの「カシャッサ」はラム酒とは別物と解釈される場合もありますが、サトウキビを原料とした蒸留酒であるため、こちらで紹介します。

カシャッサ

ウェーバーハウス シルバー

カシャッサはブラジル産のサトウキビを原料にした蒸留酒。

ブラジルの法律により「ブラジルで生産されたサトウキビを原料とし、その絞り汁を発酵させた、アルコール度数が38~48度の蒸留酒。 また製品1リットルに対して6グラムまで加糖したものも含める」と決められています。

サトウキビジュースをそのまま発酵・蒸留させるためアグリコール・ラムと類似していますが、熟成にはブラジル国内の特産木を使用した30種類以上もある樽を使用することが特徴。
その樽ごとの個性や特徴により、様々な味わいのカシャッサが生まれます。

生産量は、焼酎・ウォッカについで世界で3番目に多いものの、ほとんどがブラジル国内で消費されており、輸出されるのは全体の1~2%程度です。
2012年には条例で、リオ・デ・ジャネイロ州の文化遺産に認定されています。




※商品には一部入手しにくいものもあり、在庫切れになっているものもございます。

在庫切れ商品に関しては、入荷したときにメルマガにてご案内しておりますので、メルマガのご購読をおすすめします。

メルマガの登録はこちら

Copyright © 榎商店 All Rights Reserved.