鉄フライパン特集
お手入れが大変で、扱いにくいイメージの強い「鉄フライパン」。
しかし、正しく使うことで一生ものとして扱うことができます。
「重たい」「面倒」「すぐ錆びる……」
そんなイメージを変える、お手軽なフライパンもご紹介します!
鉄フライパンのメリット
フライパンの買い替えが不要に
コーティングの寿命により約1年で買い替える必要のあるアルミ製と比べ、鉄フライパンはお手入すればずっと使えるアイテムです。
SDGsの取り組みが注目されるよりも前から、海外では鉄フライパンの方が高需要だったと言われています。
高火力でおいしく調理できる
実はアルミフライパンは高火力NGですが、鉄フライパンなら高火力もOK!
熱伝導がよく短時間で調理でき、鉄製なので鉄分も補給できます。余分な水分や油分が食材に戻らないので、おいしく仕上がります。
お手入れ方法
鉄フライパンは、正しく使えば「一生もの」のフライパン。しっかりとお手入れすることで長く使えます。
お手入れは「使い始め(初めて使う時)」だけでなく、フライパン使用前とフライパン使用後に毎回必要になります。
使い始めに必要なお手入れ
各項目を詳しく解説!
1.空焼き
「空焼き」は、買ったばかりの鉄鍋などに塗られた錆止め(シリコン樹脂塗膜など)を焼いて飛ばすこと。フライパンが変色するまで全体的にムラなく直火で焼きます。
この時本体はとても熱くなるので、持ち手には乾いた布などを巻いて火傷にご注意ください!
- 空焼きの手順
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1.フライパンを強火にかける。※煙が出るので必ず換気をしながら。
2.フライパン全体が変色する(グレー、または白っぽく見える色)まで、ムラなく火を当てる。
3.全体が変色したら火を止めて冷ます。
4.フライパンが冷めたら、台所用洗剤でよく洗う。
面倒な「空焼き」が不要な鉄フライパンを見る
2.油ならし
「油ならし」を行うと、鉄フライパンはより油がなじんで焦げ付きにくくなります。
使い始めはもちろん、お手入れ時にサビや焦げ付きを取り除いた後にも必ず行ってください。
- 油ならしの手順
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1.中火で2~3分加熱し、水気を飛ばす。
2.火を止め、食用油を1/2カップ~1カップ程いれる。
3.弱火で3分程度加熱。
4.火を止め、余分な油をオイルポット等に戻す。
5.フライパンに残った油はキッチンペーパーなどでしっかりと刷り込むように拭き取る。
使用前に必要なお手入れ
油返し
鉄フライパンを使いこなすコツとも言えるのが「油返し」です。全体の温度を均一にし、表面に油をなじませるのが目的。
焦げ付きにくく調理することができるので、調理前に必ず毎回行ってください。
- 油返しの手順
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1.中火で加熱します。
2.大さじ3杯程度の油を入れ、弱火で3分程度加熱し、十分に油をなじませます。
3.火を止めて、余分な油をオイルポット等に戻します。
4.その後、必要な量の油を入れて調理を始めます
使ったあとのお手入れ方法
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- 1.すぐに料理を移す
- 長時間入れっぱなしにすると、表面の皮膜がはがれてサビやすくなります。
調理後はすぐに料理を別のお皿に移すようにしましょう。
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- 2.お湯で洗う
- 洗剤を使うと表面の油が流されてしまうので、汚れがひどいとき以外使わないようにします。
基本的にはタワシやささらを使ってお湯で洗います。
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- 3.水分を飛ばす
- 濡れたまま放置するのはNG。サビの原因になります。
きれいに洗った後は火にかけ、水分を飛ばします。
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- 4.油を塗って保管
- 最後に、内側と外側に薄く油を塗って保管します。使い込む内に油がなじみ、サビや焦げ付きに強くなります。
使用後に油を塗らなくても良い鉄フライパンも。
おすすめの鉄フライパン
面倒な空焼きや油ならしが不要なフライパンや、焦げ・サビに強いフライパンなど、当店おすすめの鉄フライパンをご紹介いたします。
空焼き・油ならし不要
軽くて「振れる」
日本が誇る「燕三条」産
お手入れに便利なアイテム
頑固な焦げ付き・サビを落とす方法
頑固な焦げ付き・サビを落とすには?
1.クレンザー等の磨き洗剤を使ってゴシゴシと磨いてこすり落としてください。こすり跡がつきますが、問題ありません。
同時に表面の油膜を取り除き、水洗いして水気を拭き取ってください。
2.強火でフライパン全体を過熱してください。
3.熱が冷めたら、サンドペーパー(100~150番程度)で磨きます。
4.もう一度水で洗って拭き取り、強火で加熱します。
5.玉虫色に焼けたら火を止め、熱が冷めてから油慣らしを行ってください。
汚れが酷い場合はどうしたらいい?
食器用洗剤で洗ってください。
強力でしつこい油汚れがフライパンについた場合は、スポンジに食器用洗剤をつけて洗ってください。ただし、油膜が取れてしまうので、火にかけてよく乾かした後、油を内側・外側に薄く塗って収納してください。
焦げ付いてしまった時は?
お湯でふやかすと取り除けます。
こげついた時は、お湯を入れてしばらく煮立たせ、焦げ付きをふやかしてから、タワシやささら等で取り除きます。洗浄後、火にかけて水気を飛ばし、油を薄く塗ってください。
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