木のおもちゃがりとんは、ヨーロッパの木のおもちゃ、童具館・ネフ社の積木など大人も子どもも楽しめる木製玩具を販売しています。

トップページ特集 ジルケ人形 VS ジルケ人形



がっしりとぷら〜ん。あなたはどっち派?
ジルケ人形とジルケ人形

今振り返ってみると実に沢山のジルケ人形があるものだとつくづく感心しております。
ところでこのジルケ人形には大きな違いがあることはご存知ですか?
沢山種類もあることですし、どれがどれだかわからなくなって悩んでしまうことも あると思います。
そこで、ここはひとつ簡単に解説してみることにいたします。

大きく分けると2つのグループに分かれます。例えば

ジルケ人形 ジルケ人形 ジルケ人形 ジルケ人形



ジルケ人形 ジルケ人形 ジルケ人形 ジルケ人形

です。
『顔?』『髪??』
いえいえ見た目のことではありません。

実は構造なのです。



人形は自分の生き写しだったり、友達だったり、相談相手、はたまた喧嘩相手と、その時の感情によって接し方や扱い方が変わるものです。
また、遊び方も主として抱いて使うものか?飾って使うものか?によっても選択が変わると思います。
まず上のグループはジルケ人形として以前からあるタイプで、生地は全て細かいニット地で作られており、体の構造はこのような形になっています。

  

パーツがボディにしっかり縫い付けられていますので手や足がぶらぶらしています。
(このグループにロッテちゃんという人形がいますが、その子は手のみぶらぶらで、足はボディと一体です)
悪い言い方かもしれませんが、

『いつもぐったり』 『やる気がない』『いつも脱力感』
などなど・・・。

  

でもこの事は実際の使い方からすると
『簡単に座らせる事ができる』『簡単に寝かせることができる』

 

抱っこする時はもちろん
『体に自然と寄りかかってきてくれる』『人形から抱かれにきてくれる』
のです。優しい感じがして素敵です。
でも自立は出来ません。関節がぶらぶらですから。

  

さわり心地はボディがちょっと硬めでドッシリ安定型、手足は程よい柔らかさ、でも決して ふわふわ とか、きゃしゃ という感じではなく、しっかりしています。
小さい子どもが人形の手を持ってぷらーんと持っているようなイラストとか写真を見かけたことはないでしょうか?
そんな素朴なやさしさが伝わってくるのがこのグループのジルケ人形です。



それに対して下のグループは2004年から登場したタイプで、顔の生地は従来のものと同じですがそれ以外の体の生地はニットのようには伸び縮みしないコットンツイル地でできています。更に一番異なる点として体の構造が今までとちょっと異なるのです。



手と足のボディとつながるジョイントが前者のような以前からあるタイプにみられる《縫いつけ》ではなく、円盤状の樹脂製パーツでつながっており、くるくる回せて任意の位置で止める事ができます。
そう、ちょっと構造は違いますがちょうどキューピーちゃんのような感じです。

  

今までのジルケ人形と比べると《最先端技術》を取り入れた人形、といったところでしょうか。
元気一杯!いろんなポーズを取ることができるようになった訳です。
しかも自立できます。

  

『じゃあ新型のこっちのグループかしら?』



結論付けるのはちょっと早いかも・・・。



ぱっと見た目の表現は『いつもシャッキリ』『元気一杯』という感じがしますがこのグループを逆の言い方をするならこうなります。
『ギクシャクしている』『言うことを聞かない位頑固』などなど、一度ポーズを取ったら違うポーズを取らせるまでそのまんまなのです。

例えば
『万歳したまま持ち上げると万歳のまんま・・・』

 

『座っている時そのまま寝かせると足が上がってお行儀が悪い・・・』



もっともこれは従来のジルケ人形との比較であって、人形に違う動作をする時ポーズを作り変える作業を入れれば問題ないことですけどね。
遊びの中でポーズを作るという工数が場合により増えるのは確かです。
自立できるし、ちょこんと飾るのにもかわいらしいし、そういった使い方をするのであれば良いかと思います。

それと肝心なことがもうひとつ。

このタイプの人形の場合、しなやかに自然と抱かれにきてくれるような、優しい感じのする抱き人形とは違う部類に入ると言えるでしょう。

後はどういう状況で使用することが多いかを少しお考えいただいた上、子どもに適したほうをお選びいただければと思います。ご参考まで。

今回ご紹介したジルケ人形はこちらからどうぞ。

 

木のおもちゃ・木製玩具・童具館,ネフ社の積み木・ドールハウス・鉄道模型メルクリン|Copyright © 2002-2020 Galiton. All rights reserved.