『田野浩志の'そうだ スーツ、着よう'』Vol.19

いつも弊社のWEBサイトをご覧頂きまして本当にありがとうございます。

「そうだスーツ、着よう。」でお馴染み?今までにジャイアンツファンを何度もやめようと思いましたが、やっぱりやめられずにいる田野です。

それにしても完膚なきまでに叩きのめされましたね、日本シリーズ。今年こそはひょっとして・・・と淡い期待を寄せていた自分が、2戦目の2回表くらいから早くも恥ずかしくなってきたことを鮮明に覚えています(汗)

完全に力負けなのは誰の目にも明らか、でも今更ですが仮にもセリーグの覇者、実力的にあそこまで差があるとは思えないので、実力の差以上に何かが決定的に違うんでしょうね。

ジャイアンツといえば?良く言うと伝統に裏付けられたプライドが、悪く言うと伝統に縛られた古い慣習があるように思えてならないのですが、今回の日本シリーズはそれが裏目に出たのかも?

何にしても"伝統"は先人達が血の滲むような努力でコツコツと積み上げてきた素晴らしいものですが、守るところは守りつつも常に進化し続けないと古くさくなって衰退してしまうということでしょうか。

やめたくてもやめられない僕のジャイアンツ愛、伝統というプライドを守りつつも常に進化して、近い将来日本一になって欲しいところです。

ということで今回の「そうだスーツ、着よう。」ですが、私共salotto di gujiにおきまして、特にこの季節にはなくてはならならい伝統に裏付けられた素晴らしいブランドをご紹介させて頂きたいと思います。


創業1866年にSCOTLANDで創業されたBEGG×CO(ベグ)。

僕が思う世界一のカシミヤマフラーブランド。もちろん他にも素晴らしいカシミヤを提供するブランドはいくつもありますし、それぞれに特徴がありますので、僕の主観に他なりません。

そもそも僕はSCOTLANDのカシミヤの質感が昔から大好きです。

どこが違うのか?

言葉で表現するのは非常に難しい・・・

まあでもここは言葉と画像でその素晴らしさをお伝えする場ですよね。

僕が思うSCOTLANDのカシミヤは、目が詰まっていてウエイトがしっかりとあって使い込むほどにエイジングするような感じに対して、例えばイタリアのカシミヤは軽やかでエレガントで艶やかな感じ・・・表現が稚拙ですね(汗)

何はともあれ僕はSCOTLAND、それもBEGG×COのカシミヤの大ファンです。今回の「そうだスーツ、着よう。」はそのBEGG×COの魅力に迫りたいと思います。


月並みですがまずは原毛が違います。カシミヤの原産地としては最高級とされる内モンゴル産の、しかも雨風に晒されていないお腹の部分だけがBEEG×COのマフラーに使われます。

ちなみにご存知の方も多いかと思います、カシミヤの原毛は薄い色、特に白が最も貴重。上の写真は実際にBEGG×COで使われる原毛ですが、白を中心として薄いブラウンとグレーのみが使われます。

白の分量が多ければ多いほど美しい色が出せますが、BEEG×COのカシミヤは白いカシミヤの分量の多さが群を抜いているそうです。


お腹の部分に拘るもう一つの理由、それは雨風に晒されていないことで痛みがなく原毛の状態がいいというだけでは実はありません。

そうなんです、長~いんです。

そして細~いんです。


↑はカシミヤ山羊の写真です。

お腹の部分の毛が特に長いのがよく分かりますが、では何故長~い原毛がいいのか?

短い原毛を紡績すると紡ぐ箇所が多いので毛羽立ちや毛玉になり易く、しかも糸と糸の継ぎ目が多くなると微妙に肌触りも悪くなるんだそうです。

さ、ら、に、細く長い原毛は保温性にも優れており、同じ山羊から取れる原毛でもお腹が格段に貴重なんだとか・・・

BEEG×CO恐るべし。


日本酒はお水が綺麗なところでしか美味しくなりません。

SCOTLANDはウイスキー、そうですスコッチの聖地。

そうなんですSCOTLANDはお水が綺麗なんです・・・というか行ったことがないので、綺麗なんだそうです。

素晴らしい原毛を紡いで綺麗なお水で染色する。

何も足さない、何も引かない。

あれ?どこかで聞いたことがあるな?

ウイスキー繋がりということで。


そして極めつけが仕上げ。

織りあがったマフラーを天然のアザミの身で製毛するそうなんですが、それに使うアザミの実の数、3000個。

今は多くのメーカーがステンレス製のカギ針のようなもので製毛するそうですが、BEEG×COは今でもアザミの実に拘っています。

アザミの実で仕上げると手間暇はとんでもなく掛かるそうですが、鱗のような毛並みと独特のツヤが全く違うんだとか。



一つのローラーに200個、そして計15本のローラーにゆっくりとマフラーをくぐらせます。

製毛でローラーに生地を通すとその後はアザミの実に糸が絡まります。

僕が驚いたのは、例えば濃い色目、ブラックやネイビー、はたまたレッドやオレンジ等の色の糸が絡まったアザミの実に薄い色のマフラーを通すと、糸がマフラーに入り込んで目立ってしまう恐れがあるので、3000個のアザミの実をまた取り出して、一つ一つ綺麗に洗ってまたまた3000個をローラーに入れなおすという気の遠くなる作業を今も尚やり続けているらしいです。

この素晴らしさをお客様にお届けるのが小売りの使命ですね。


そんなBEGG×COに生意気にも昨年から日本で弊社だけの別注を依頼しました。

昨年瞬く間に・・・は少し盛りましたが、本当に結構なスピードで完売致しましたブラックウオッチのマフラーと同じ生地での大判のストール。

今年もまた弊社のみのエクスクルーシブ。

大切に長く使って頂きたいですし、大切な方への贈り物にも是非。


BEGG×COのカシミヤマフラーで僕が一番好きな色。

イタリアとSCOTLANDのブルーはどこかが少し違います。

どちらも素敵なブルーですが、イタリアのブルーは何となくセクシー艶っぽく、SCOTLANDのそれは何となく上品です。


マフラーとは別にもう一つのお勧め、エアリーカシミヤと呼ばれるスカーフの様なストールも秀逸です。

通常カシミヤマフラーは2本の細い糸を1本の糸に撚って織られています。そうしないと強度がなく糸が切れてしまうから。

エアリーカシミヤは独自の技術で細い1本の糸で織ることに成功しています。

より軽く繊細な雰囲気でありながら、巻くと保温性も高く、でもカシミヤの特性から通気性もいいことで、少し肌寒い春先なんかにも暖か過ぎることなく巻いて頂けるという優れものです。


大好きなユニバーサルスタジオジャパンさんのキャッチコピー。

「世界最高を、お届けしたい。」

弊社ももちろん同じ気持ちです。

そんな世界最高のBEGG×COのカシミヤマフラーのオーダー会を開催しております。

昨年多くの方にオーダー頂きまして、今年はお陰様で2年目。是非とも年末の恒例行事にしたいと思っております。

こんな時に?こんな時だからこそ、1年我慢した自分へのご褒美に、大切な方が来年はいい1年を迎えれますようという願いを込めて贈り物にも最適です。

心も身体も暖かくしてコロナに打ち勝ちましょうね!

では今年も一年、チャオ、チャオ、チャオ!!

そうだ スーツ、着よう

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