

基本のKEY もっちりきめ細かい米粉パン
~ミキシング 生地のなめらかさの見極め~
グルテンフリーでもちもちとして香ばしい、お米とパンのよいところを同時に味わえるヘルシーな米粉パン。 食パン同様、いろいろなおかずに合わせやすい食事パンですが、いくつかのポイントをおさえて作らないと、パサパサした食感に仕上がります。
きめ細かくおいしい米粉パンにするためには、生地をなめらかに、ちょうどよい硬さ(水分量)にすることです。 なめらかさ・硬さの見極めのポイントを、動画でご確認いただき、おいしくひび割れの少ない米粉パン作りをマスターしましょう。
【シェフのワンポイントアドバイス】
・米粉パンの配合は米粉の種類によって変わるため、違う米粉を使う際は硬さを見ながら調整してください。
・米粉は乾燥しやすく、焼成後のひび割れやパサつきにつながるため、各工程でこまめに乾燥対策をしてください。
・生地の温度低下を防ぐために、室温や型の温度もなるべく温かく保ちましょう。
・米粉パンの配合は米粉の種類によって変わるため、違う米粉を使う際は硬さを見ながら調整してください。
・米粉は乾燥しやすく、焼成後のひび割れやパサつきにつながるため、各工程でこまめに乾燥対策をしてください。
・生地の温度低下を防ぐために、室温や型の温度もなるべく温かく保ちましょう。
材料 (パウンド型 小 170(165)×80(70)×H60mm 1本分)
材料名 | 配合率 | 分量 |
---|---|---|
100% |
170g |
|
10% |
17g |
|
1.5% |
2.5g |
|
2% |
3.4g |
|
ぬるま湯①(約35℃) |
30% |
50g |
ぬるま湯②(約35℃) |
60~70% |
100~117g |
6% |
10g |
|
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【道具】 |
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2個 |
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作り方
1.下準備
・イーストをぬるま湯①50gに振り入れ、しばらく置いておきます。
・米粉、てんさい糖、塩をボウルに入れ、よく混ぜ合わせておきます。
・パウンド型に敷紙を敷いておきます。
【シェフのワンポイントアドバイス】
レシピでは、型離れしやすいベーキングペーパーを使用しています。
パウンドケーキ敷紙を使用しても可能ですが、米粉パンは水分量が多いため生地が部分的に貼りつく場合がございますのでご注意ください。
レシピでは、型離れしやすいベーキングペーパーを使用しています。
パウンドケーキ敷紙を使用しても可能ですが、米粉パンは水分量が多いため生地が部分的に貼りつく場合がございますのでご注意ください。

2.ミキシング
混ぜ合わせておいた粉類にイースト溶液を入れ、ぬるま湯②117gのうち100gを加えてゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。
粉気がなくなったらハンドミキサーに持ちかえ、高速で約5分なめらかになるまで混ぜ合わせます。
残りのぬるま湯②で生地の硬さを調整して、適度な硬さになったら太白胡麻油を加え、さらに約3分高速で混ぜ合わせなめらかにします。
【シェフのワンポイントアドバイス】
生地の硬さはミキサーの先で8の字を描いた際、跡がすぐに消えるぐらいが目安です。
硬ければ、ぬるま湯を加えて調整してください。
硬すぎると、ひび割れの原因になるので水分調整には気を付けてください。
生地の硬さはミキサーの先で8の字を描いた際、跡がすぐに消えるぐらいが目安です。
硬ければ、ぬるま湯を加えて調整してください。
硬すぎると、ひび割れの原因になるので水分調整には気を付けてください。
【ミキシングのポイントを動画で!】
3.フロアタイム(一次発酵)
ラップをして温かい場所(約30~35℃)で、約20~25分発酵させます。
表面全体にぷくぷくと泡が出ていれば発酵終了の目安です。
ゴムベラでなめらかな状態になるまでよく練り混ぜます。
【シェフのワンポイントアドバイス】
温度低下を防ぐため、敷紙を敷いた型を一緒に温めておきます。
温度低下を防ぐため、敷紙を敷いた型を一緒に温めておきます。


4.成形(流し込み)
生地を型に流し入れます。
竹串で型の側面の生地の2倍の高さに、ホイロ(最終発酵)の目印をつけておきます。
【シェフのワンポイントアドバイス】
型に流し入れる際、気泡がはいらないよう低い位置から静かに流し入れましょう。
型に流し入れる際、気泡がはいらないよう低い位置から静かに流し入れましょう。




5.ホイロ(最終発酵)
ラップをして、印をつけた高さになるまで温かい場所(約30~35℃)で約35~40分最終発酵させます。
【シェフのワンポイントアドバイス】
フタとして使用するパウンド型も一緒に温めてください。
そうすることで焼成の際、温度低下を防ぐことができます。
フタとして使用するパウンド型も一緒に温めてください。
そうすることで焼成の際、温度低下を防ぐことができます。


6.焼成
軽く霧吹きをしてから、温めておいた同じ型を被せます。
【シェフのワンポイントアドバイス】
同じサイズのパウンド型をフタがわりに使用することで焼成の際、蒸し焼き状態となり、やわらかく焼き上がります。
同じサイズのパウンド型をフタがわりに使用することで焼成の際、蒸し焼き状態となり、やわらかく焼き上がります。


160℃で約30分焼成したのち210℃に温度を上げて約20分焼成します。
フタを外して、210℃で約10分焼成します。
※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

焼きあがったらすぐにラップでくるみ、乾燥を防ぎます。

8.完成
