ソーセージフラワー

焼き込み調理パンは、日本的な発想から出来たパンで種々の惣菜に近い素材をトッピングしたり、包み込んだりして焼いたパンです。一般に、ハム・ベーコン・ソーセージ・ミート 類等を包んだり、その他の素材を組み合わせて作ります。
食事感覚でたべられることから、絶えず素材を変えたり組み替えたりして、工夫をしましょう!

ここでは、ソーセージを生地で包み、型(IFトレー120丸型)に入れて焼きます。
成形は使われた材料が見えるようにしましょう。

材料 (12個分)

材料名 分量 ベーカーズ%

強力粉(カメリヤ)

400g

100%

インスタントイースト金

8g

2%

6g

1.5%

砂糖

20g

5%

脱脂粉乳

8g

2%

40g

10%

220g

55%

バター

24g

6%

ソーセージ

12本

 

マスタード

適量

 

ケチャップ

適量

 

パセリ

適量

 

 

 

 

【道具】

 

 

トレー丸型

 

 

作り方

1.下準備

すべての材料を計量します。
強力粉、油脂は、室温に戻しておきます。

2.ミキシング

バター以外の材料を入れて、ニーダ―で20分間捏ねます。
捏ね上げ温度が27℃前後になるよう材料の温度を調節して下さい。

【シェフのワンポイントアドバイス】
※夏場など室温が高いとき(28℃以上)は、パンの出来上がりが悪くなるので必ず冷水(約5℃)を使い、粉などの材料も冷しておきます。また、冬場など室温が低い(約10℃以下)ときは、ぬるま湯(約30℃)をお使いください。
※冷水は、あらかじめ冷蔵庫で冷した水に氷を入れると手軽に5℃以下に出来ます。全体的に生地がまとまってきたら、細かく刻んだバターを入れます。(捏ね始めてから5~10分を目安にして下さい。)

3.グルテンチェック

グルテンチェックを行います。
生地が薄い膜状に伸びればチェック完了です。

4.発酵

離型油やショートニングをぬったボウルに、表面をキレイに丸めた生地を入れます。
温度32℃、湿度75%の発酵室で約40~60分間、一次発酵を行います。
生地の大きさが、約2~2.5倍になれば発酵完了です。

【シェフのワンポイントアドバイス】
※発酵には、オーブンの発酵機能を使いましょう。機能が無い場合は、発泡スチロールやプラスチックの衣装ケースに、ボウルとお湯を入れたコップを入れて、簡易な発酵室を作りましょう。

5.フィンガーチェック

フィンガーチェックを行い発酵状態を確認します。
指を生地に差し込んでゆっくり抜き、跡がしっかり残れば発酵完了です。

6.分割・丸め

生地を、12個に分割します。
分割した生地は、表面がキレイになるように丸めます。

7.ベンチタイム

パンマットなどを利用して15分間ほどベンチタイムをとります。

8.成形

麺棒を使用して、ベンチタイムが終了した生地を細い楕円形に伸ばします。
生地にマスタードを敷いて、ウィンナーをおきます。

    成形
    成形

ウィンナーを生地できれいに覆い、閉じ目をしっかりくっつけます。
生地の厚さが同じぐらいになるように、整えてください。
生地を巻いたウィンナーを6等分します。

    成形
    成形

トレーに並べます。

    成形

9.最終発酵

温度34~36℃、湿度75%の醗酵室で約40~50分間、二次発酵をおこないます。

10.焼成

生地の表面に刷毛でぬり玉をします。
190℃のオーブンで約15分焼成します。

※オーブンの機種や小麦粉の違いにより、焼き上がり時間や焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

11.仕上げ

焼き上がったら型から取り出し、お好みでケチャップとパセリをトッピングします。

    仕上げ