まぜるだけでかんたんアロマ柔軟剤
アロマ
2021.9.6

まぜるだけでかんたんアロマ柔軟剤

こんにちは。ライターのおおうちです。

あっという間に8月も後半。
暑い日が続いたかと思うと、ゲリラ豪雨‥などお天気の移り変わりも激しく、梅雨が終わっても、引き続き部屋干ししなきゃ、とちょっと家事が億劫な時期でもありますね。

今回は、そんな季節におすすめのクラフト、アロマ柔軟剤を作ってみました。

市販の柔軟剤は化学成分を利用した強い香りのものが多いですね。
ここでは天然の香りであるエッセンシャルオイルを使うので、ほのかな自然の香りを楽しめます。

基本の材料を揃えたら、混ぜるだけなので、とっても簡単です。

<まぜるだけでかんたんアロマ柔軟剤>

アロマ柔軟剤の材料(200ml)

精製水(なければ浄水でもOK): 170ml
無水クエン酸: 大さじ2
グリセリン: 大さじ2
・エッセンシャルオイル: 20-30滴 (好みにより調整)
容器

※柑橘系や樹脂系、フラワー系などのエッセンシャルオイルは、色がついてしまう可能性があるので避けます。
また香りの強いエッセンシャルオイルは香りが残りやすいので、避けるか、ごく少量をおすすめします。

<作り方>

①無水クエン酸、グリセリンを混ぜ合わせる。

②エッセンシャルオイルを①に入れよく混ぜる。

③さらに、水を入れて混ぜます。

④出来上がった柔軟剤をボトルに入れて出来上がりです。

市販のラベルシールなどをつけると、雰囲気もあがります。
私はパソコンでつくったラベルを家庭用プリンターでシール用紙に印刷して使っていますがラベルシールに手書きしたり、マスキングテープなどでアレンジしても良さそうですね。

<使用方法>

1回に約30~50mlずつ、通常の柔軟剤と同じように使用いただけます。
使う直前にエッセンシャルオイルが混ざるようによく振ってから使用してください。

市販の柔軟剤のように香りは強くないので、お天気の日だと香りはかなり飛んでしまいましたが干しているときにエッセンシャルオイルの香りに癒されます。

家事をしているんだけど、これもアロマ時間、と思うと少し気持ちが軽くなるような‥^^

部屋干しの時には、エッセンシャルオイルの抗菌力も期待できていいですよね。
じめっとしがちなお部屋もアロマの香りで心地よく過ごせます。

今回私はラベンダーペパーミントを使用してみましたが、その他、ユーカリティートリーなどもおすすめです。
ラベンダーが好きだけど、もっと抗菌力を高めるなら、ラバンディン、などアレンジができるのも手作りならではの魅力。

ちなみに、柔軟剤として使う場合は、少し時間が経ってしまったエッセンシャルオイルも使用を使い切るのにもおすすめです。( とはいえ、あまりに香りに違和感を感じるものは避けてくださいね。)

アロマ柔軟剤は、混ぜるだけで手軽に作ることができるので、自由研究などにもおすすめです。
簡単にですが、今回の材料が柔軟剤として使える理由をご紹介しておきます。

◎無水クエン酸のはたらき…

衣服に付く体のあか、汗などの汚れは主にタンパク質の汚れで酸性になっています。
そのため、アルカリ性である洗濯用洗剤を使って汚れを落としているのです。
しかしそのままだと洗濯したものはアルカリ性に偏って、衣服がごわごわしてしまいます。
そこで、酸性の柔軟剤で中和させることで、肌触りがよくなります。
そのため、手作りの柔軟剤には酸性の無水クエン酸やお酢を使用するのです。

◎グリセリンのはたらき…

材料の一つであるグリセリンは保湿作用があり、化粧品にもよく使われています。
このグリセリンは衣類をさらにふっくら仕上げるために入っています。
グリセリンの量を多めにするとよりふっくら仕上がります。
入れ過ぎでもよくないので、レシピを参考に多めにしたり少なくしたりして好みに調整してみてください。

いかがでしょうか?
仕組みがわかると、自分でアレンジもしやすくなりますよね。
もっと詳しく調べたり、配合を調整したりして、どんどん皆さんならではのオリジナルを作ってみてください。

毎日使うものだから、自然由来の安心な材料で。
エッセンシャルオイルの力で癒されながら、家事や日々の暮らしを楽しんでいただけることを祈っています。


 


ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。

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