平成30年度新米
おためし
おいしいお米育む自然

メディア掲載
里山農家のおいしいお米について 里山の自然環境

兵庫は奥播州 芥田の谷、里山の風景が残る芥田川流域は、一級河川加古川の支流のそのまた支流、源流「芥田川」周辺を開いた場所で、東西北を山に囲まれた全長6キロほどの山間の地域。 戸数は全部で70戸程の小さな集落で、山の傾斜を利用して民家と田畑が段々に重なり、里山の恵みと田畑の農作物など季節折々の自然と共に暮らしています。土地がら旧くからある家は、お互いの名前を氏名ではなく屋号で呼び合ったり…そんな素敵な風習も残る日本のふるさとの風景がここにあります。

お取り寄せお米

そんな「芥田の谷」は、いまだ多くの自然が残っております。ふと辺りの自然に目をやると大人の私でさえもワクワクするような…、何と申しますか童心に還ってしまうのでしょうね、子供の網を取りあげて虫を追いかけてしまう始末。昔の思い出が蘇ってきます。
田舎のバロメーターともいわれる「日本タンポポ」も未だ多く自生。初夏にはせせらぐ道をたくさんのホタルが飛び交う。田んぼの脇でドジョウやサワガニ。川で魚を捕ったり、山に入ってカブトムシやクワガタ捕り…と未だ豊な自然が残っています。 昔から盛りの短いものを旬として何かと人を楽しませてきましたが、そんな季節折々の旬を五感で感じ楽しませてくれる。人と自然とが共存する里山地域です。

里山の自然環境
里山の米づくり

ところが、ここでの米づくりは結構大変。 芥田川流域はとても水はけのいい土壌のため、まず田んぼに水を張るのに一苦労。 さらに山間地域のために引く水の水温も低く、その水を使うせいか稲の生育は平地の田んぼよりも遅くなると言います。 東西を山に囲まれているため、平均日照時間も少なく、生産量は平地の7割程度とか…。山の傾斜を利用した田んぼは、畦(アゼ)の草刈だけでも、平野の3倍以上の手間ひまを要します。
稲刈り面積より草を刈る面積の方が広い田んぼも少なくありません。 稲作にはとても厳しい環境ゆえに、お米を人一倍の手間と愛情を注ぎながら…代々この地では米づくりが行われてきました。そんな私たちの想いと、それに答えてくれる里山の豊な自然環境から、芥田の谷では昔から「おいしいお米」がとれるのです。

里山の米づくり お取り寄せ
清らかな水 おいしいお米

芥田川は源流にダムが無く、周辺の山々から染み出た水が沢を介して直接田んぼを潤します。ミネラル豊富な水は滋養に富んだ田んぼを育み、田んぼをとりまく豊かな里山の自然環境を形成しています。

清らかな水 おいしいお米
清らかな水 おいしいお米 里山の生き物
お米 お取り寄せ

ちなみに稲刈りが終わると、 来年に向けすぐに藁を田んぼの土に鋤き込みます。これは次の田植えをするときに土の栄養になってもらうため。 そして春にかけて、数回にわたって田んぼを耕していきます。 醗酵させた牛糞を撒いたり、時には雑草を緑肥として有機物を土中に鋤き込み土中に循環してやる、雑草は酵素となり土中で好気性細菌のエサとなる、好気性細菌が増える事で元気な田んぼに!田んぼが元気になると自然と採れるお米もおいしくなります。
また、冬の間、朝晩の氷点下の寒気に土をまんべんなく さらす事で、雑草の根塊や種子、害虫の卵を凍結~乾燥を繰りかえす事で死滅させる効果もあるんですよ。
一見、お米づくりは地表の見える部分だけに目が行きがちですが、それ以上に土の中でもいろんなドラマを経て実りの秋につながります。
「里山農家のおいしいお米」は、その見えない部分にどれだけ愛情と情熱を注げるか…、除草剤や化学肥料に頼りっきりになるのではなく、人の手で里山の自然資源を循環、自然環境を整えてあげる事で、自然の力を活かしてあげる。その結果「おいしいお米」として自然から恩恵を頂けるのだと考えます。
自然資源(エネルギー)を利用して収獲(生産)を目的とするなら、もはやそれは農業ではなく工業である。
しかし「農業」とは本来、自然環境に「人の手」を加える事によって自然資源を循環させる事、自然の環境を整えてあげる事であって、決して自然資源の搾取であってはならない。
人間も「自然界の連鎖(輪)の一部」と考えるのであれば、その自然環境に人が手を加える事で得られる「自然からの恩恵・恵み」として、初めて「収獲」があるのではないでしょうか。

お米 お取り寄せ
お米 お取り寄せ

地域によって田植ほ方法も異なりますが、昔からこの辺りでは、3~4本植えの株間17cm、1坪平均70株植えが主流で、収穫量も一番多くなるようです。 ところが里山農家のおいしいお米では、収獲量よりもひと粒ひと粒の「質」へのこだわりから。苗の株と株の間を30cm、1坪辺り2~3本植えの約34株で田植えを行います。 株間を広げる事で、根本まで日光が当たりやすく、根本から葉先まで全体で光合成!風通しが良くなり、病気にもなりにくくなる、健康な株に育ちます。 土地柄、日中は南風、日が暮れると北風と、必ず南北の方向に風が吹きます。苗の植える方向を風の向きに合わせて南北に植える事で、風通しもよくなり、台風など強風でも倒伏しにくくなります。 「おいしいお米」もまずは健康な株作りから…、少ないながらも穂のひと粒ひと粒にしっかりと栄養が行き渡ります。

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おいしいお米

「清流きぬひかり芥田川」は私達農家が自分たちが食べるため、自家消費するためだけに作っているたお米(保有米)です。 芥田の集落は全戸農家の規模が小さいので、昔からどこの家も自分たちが食べる分だけを作ってきました。 余った分は収穫と同時に全量を出荷してしまいます、出荷してしまうと、どうしても他の地域のお米と混ざってしまうので、純芥田産のお米は昔から一般市場にはいっさい出回らなかった、地元農家の人だけが食べていたお米なんです。
「里山農家のおいしいお米」では、芥田の谷でとれたお米の中でも、選別網LL規格(1.90mm)以上のお米だけを「清流きぬひかり芥田川」として皆さまにお届けしています。 混ざりのない収獲したまんまのお米、地元の農家の人だけが知っているお米の本来のおいしさ…、ぜひ皆様にも知っていただければと思います。

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まごころをそえて

米作りについて『八十八と書いて「米」という字になるように88の手間ひまがかる…。』なんてよく耳にしますよね? でも芥田谷の農家は声をそろえてこう言います。
「米作りの労力と手間を考えると…、農家自身も作るより買った方が格段に安い。」
まさにその通りで、一枚一枚の田んぼが小さく生産性の悪い芥田谷では、ほとんどの農家が赤字でお米を生産、これが芥田谷の農家の素直な声でございます。だから専業で生計を立てている農家は芥田谷には一軒もありません。 でも、こんな時代だからこそ家族が口にする食べ物は自分たちで作る。兼業農家だからこそ、生産性よりも質、安全で安心して食べれる物にこだわれるのだと思っています。 愛する家族が毎日食べる物だから…、小さな子供やお年寄りが毎日食べる物だから…、元気に育ってほしい…、長生きしてほしい…。だからこそ安全で安心して食べられる物を…。そんな願いだけで作っています。 そんな「まごころ」のこもった里山農家のおいしいお米「清流きぬひかり芥田川」、きっと皆様にも喜んで頂けると思っております。

生態系 人間も「自然界の連鎖(輪)の一部」と考えるのであれば、その自然環境に人が手を加える事で得られる「自然からの恩恵・恵み」として、初めて「収獲」があるのではないでしょうか。

里山の田んぼで採れるお米は、私たち人間が食べる「ごはん」の前に、里山の多種多様な生き物たちの連鎖も支えてくれているんですね。

QアンドA 私たち地元の農家が毎日食べている農家のお米です。田んぼで収獲したお米をそのまま乾燥調整。収穫れたそのまま「小細工なし」でお届けしています。
私たち農家にとっては全て当たり前の事なのですが…、
ご理解頂けない方は申し訳ありませんが注文を御控えいただくか、
量販店やお米屋さんでご購入ください。
平成30年産 リザベーション 清流きぬひかり芥田川 清流こしひかり芥田川
平成28年産 清流きぬひかり芥田川 清流こしひかり芥田川 おためし2キロ/袋
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