クラリネットの豆知識

これから管楽器を始める方は必見!管楽器の作りや素材の説明、各部の名称などのマメ知識をご紹介します。

クラリネット

クラリネット

管体材料

ABS樹脂

湿度変化に強くリーズナブルな樹脂材です。初心者にも比較的扱いやすく入門モデルの楽器に多く使われます。樹脂製のリコーダーと同じ材質です。

グラナディア

一般的に最も多く使われる黒くて硬い木です。金属加工なみの精度が得られ木としては温度、湿度による寸法の変化も小さいのが特徴です。

システム

エーラー式

運指が複雑であり、ドイツ国内及び一部のプレーヤーが使用しています。暗くて渋い音色を持っています。

ベーム式

エーラーシステムの複雑な構造と運指を改良し、扱い易くしたもので、フランスを中心に全世界で最も使用されている一般型。音色は明るく華やかです。

リフォームドベーム式

エーラーの音色をベームシステムの運指で可能にした楽器です。ヤマハではドイツベーム式と呼んでいます。

種類

B♭管

総合的に優れた機能を持つB♭管が一般的で、ソロやオーケストラはもちろん、吹奏楽では大活躍します。

E♭管(エスクラ)

B♭管より完全4度高い楽器で、合奏では音色に幅を与えます。吹奏楽、オーケストラ共に良く用いられます。

バスクラリネット

B♭クラリネットより1オクターブ低い楽器です。低音域は強力な響きを持ち、同じ音域のファゴットより強弱が自由なため、大編成の吹奏楽では木管楽器全体を支える役割です。オーケストラ、ジャズでもその特有の音色が買われ、良く用いられます。

各部名称

clarinet各部名称