レッドブル・ボックスカートレース東京2019に参加!

125周年の設立記念日
竹虎創業125年の節目の年にボックスカート用車体を製作している途中に、レッドブルボックスカートレースの事を知りました。たまたま今年開催される事、そして何と大会日が自分達の会社設立記念日である10月6日だったのです!こんな偶然は、そうそうはありません。また竹の神様に導かれている思いで、知ったその場で申し込みました。
Red Bull Box Cart Raceとは

レッドブルと言えばエナジードリンクのメーカーですが、アクショスポーツやモータースポーツだけでなく、ゲーミングやラップバトルなど様々な競技を主催している企業でもあります。ボックスカートレースは欧米では人気で各国110カ所以上で開催しており、竹虎が参加した2019年大会は日本で4回目の開催となるレースでした。

東京都稲城市にあるよみうりランドに特設会場を設置して開催された、2019年東京大会。全国からユニークな車体の59チームが参加し、中には人気YouTuberのマシンもあって多くの人が集まっていました。

竹虎四代目と職人がチームで参加
スペインでレースに参加した際は竹虎四代目一人でしたが、今回は竹虎の職人3名も参加。出走前のステージ上パフォーマンスでともに舞台に上がります。日本唯一の虎竹で作ったソープボックスカー「REIA-125号」にとっては2度目のレースです。
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事前にコースを確認
特設コースには、いくつかの難所が設置されています。赤い鳥居の並ぶ「サムライゲート」は路面に凹凸があり、地味ながらくせ者です。審査員にはスキージャンプの有名選手がいたからか、一つの見せ場としてジャンプ台も設置されていました。ゴール目前の最終コーナーには傾斜角度のついたカーブが待ち構えており、リタイアするチームも多い魔のカーブとなっていました。


待機時間にメンテナンス
竹虎が走るのは59チーム中46番目とかなり後だったため、待機時間が7時間ほどありました。この時間に再度REIWA-125号を確認し、右前輪に不具合が見つかったため職人が調整をかけました。なおレース前日にはレッドブルの担当者さんにより車体検査を受けています。四輪である事や、車体サイズ、ブレーキなど安全面はもちろんデザイン等でのルールをクリアしているか確認し、パスした証としてシールを貼ってもらっています。

会場での交流
ピットにいると様々な方に声をかけていただき、日本唯一の虎竹についてのお話もすることができます。そんな中、2016年「チャレンジラン横浜」で高知から竹トラッカーで走行している事を知って静岡県まで応援に駆けつけてくれた坂本さんが観戦に来てくれました。

出走前パフォーマンス
レッドブルボックスカートレースでの評価基準は「クリエイティプ」「パフォーマンス」「タイム」の3点。出走前の舞台パフォーマンスでは竹細工を持った職人と、虎竹アーマーを着用した四代目が音楽に乗って踊りました。

若さが生んだパフォーマンス
ステージパフォーマンスを考えてくれたのは、2019年夏のインターンシップに参加してくれた学生さんたち。フレッシュなアイデアに溢れるパフォーマンスになりました。手に持つ竹細工は、この日のために職人が新たに作ったものです。


いざ出走!
職人に押されてついに走り始めたREIWA-125号。スタートすぐの急勾配を超えると、積まれたタイヤが道を阻みます。

無事ゴール
様々な難関を超え、魔のゴールに呑まれることもなく無事にゴール。職人たちはモニターからREIWA-125号を見守っていました。


結果発表を待つ
競われるのはタイムだけではないため、最後までなかなか結果がわからないレッドブルのボックスカートレース。日の暮れ始めた会場で結果発表を待ちます。

結果は準優勝!
会社設立記念日の昨日、レース当日に奇跡は起こりました。竹虎はレッドブルボックスカートレースのアッと驚くような車体ばかりの59チーム中、なんと総合第2位。パフォーマンスやタイムでは他チームに圧倒されていたので、日本唯一の虎竹に助けられたのだと思います。


59ものチームが全国から集まっているとあって、どこも車体もパフォーマンスに参加するメンバーもとても個性的。待機時間にお写真を撮らせていただいたチームなどを、少しですがご紹介します。







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