お月見・中秋の名月
中秋の名月は旧八月十五夜、今年は九月十五日です。お月見は煌々とした月とさまざまなロマンを秘めた文様や物語が思い起こされて、日本に生まれたよろこびを感じる季節でもあります。
同じ九月なのですが、九月九日は数字のみの重陽なので、本統の重陽の節句は菊の花が咲き始める十月二十一日になります。節句はもともと旧暦のものなのですが、どんどん新暦の季節感に定着し始めてしまっています。少し自然に戻して考えた方が正常なのではないかと思います。
今年久し振りに出来ました一閑の半月盆の静かな艶の上に、お月様や菊のものたちがよく映えました。ご酒もすすみそうです。
刷毛目の徳利に少し窯傷があったのに金継してみましたら、秋らしい風雅なものとなりましたので出させていただいてみました。
工芸店ようび 店主 真木
染付吹墨月に兎5寸皿
形は李朝の写しで、図柄は古伊万里からのものです。少し深みがあり、用途が広く、久しく「工芸店ようび」人気の器になっています。
阪東晃司
5,148円
黄交趾豆皿
まんまる・・・ではありませんが、深い黄が満月のようです。水面に映る月・・・でしょうか。
伏原博之
8,008円
赤杉箸
「利休箸」でも杉の赤い部分で作られた木肌がとても美しい「赤杉箸」です。
10膳1組です。松岡製箸所
2,200円
半月膳
軽い赤杉に和紙で強度を作っていますので、軽く丈夫なお膳です。
藤井収
55,000円