腕時計の種類
腕時計には以下のような種類があります。
ムーブメントによる分類
- 機械式腕時計
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機械式時計とは、歯車やばねなどを使って時を刻んでいる腕時計です。
動力はゼンマイですから、機械さえ壊れなければ半永久的に動きます。
反面、しくみが複雑になればなるほどコストがかかるため、とても高価な腕時計になります。また、ゼンマイの巻き方には2種類あります。「手巻き」と「自動巻き」です。
手巻きとは、リューズと呼ばれる腕時計の横についているつまみを使って人がゼンマイを巻き上げるしくみです。巻き忘れると必ず止まってしまいます。でも、自動巻きに比べるとシンプルなしくみでできているので、歯車にかかる負担は比較的軽く、機構のもちが若干いいようです。
自動巻きとは、「ローター」と呼ばれる半月形のフタ状のものを腕時計の中に内蔵していて、腕時計を腕に付けたとき、そのローターが腕の振りの勢いなどで回り、ゼンマイを巻き上げてくれるしくみです。
普段つけていればまず止まることはありませんから、「機械式がいいけど自分でネジ巻くのは面倒くさい!」「ネジ巻くのを忘れてしまう」という方にはお勧めです。
大体、丸一日つけていないと止まってしまうものが多いようです。 - クォーツ式腕時計
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水晶素子から取り出した信号をもとに時を刻むクォーツは、電池をエネルギー源とする腕時計です。
精度は「IC」と呼ばれる回路のような部分で計算されるので非常に狂いにくい腕時計です。
大量生産にも向いているため、価格が手ごろなのも魅力です。機械式であれば超高級腕時計でしかありえない複雑な機能を満載した腕時計も比較的手ごろな値段で手に入ります。
基本的に電池で動く腕時計なので、電池が切れると動かなくなります。しかし、今は機械式のローターと同じ要領で発電をするもの、太陽の光で発電をするもの(エコドライブ・ソーラーウォッチ・エコテックと呼ばれる)があり、電池切れの心配をしなくてもよいものが増えています。正確な時間を刻むと言った腕時計本来の役割を考えれば、文句なくクォーツ式腕時計に軍配が上がります。
ただ、機械式腕時計も大幅に時間が狂うわけではありません。半月か一ヶ月に一度時間を合わせてあげれば十分です。
そんなところが機械式の良さであったりもします。機械式の腕時計は4〜5年に一度定期健診をしてあげなければなりません。腕時計によってまちまちですが数万円かかります。機械式は買った後も維持費がかかります。
機能・デザイン上の分類
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ノーマルタイプ
( 参考商品:
ボッサートBW-1003-SW ) -
3針、カレンダーといった基本的な機能のみを備えた腕時計です。
このタイプは、どんなシーンにもマッチする腕時計の基本タイプで、ビジネススタイルには必須アイテムです。 -
クロノグラフ
(参考商品 :
エアロマティックA1328) -
もともと、レーサーやパイロットが正確に時間を計るために開発された腕時計です。
ストップウォッチ機能を持っていて、経過時間を計ることができます。
外見上は文字盤の中にさらに小さな時計のようなものがあるのが特徴です。
また、普段時刻を刻んでいるときセンターの針が動いていないもの面白いポイントです。 -
GMT
(参考商品:
インガーソル IN4102BKMB ) - 現在の時間のほかに、時差のある別の場所の時間を知ることができる機能を持った時計のことです。
通常の時針、分針、秒針のほかに、「24時間針」と呼ばれる針がついています。
この針と、数字が刻みこまれたベゼルによって、一目で24時間表示が読み取れるようになっています。
海外出張が多いビジネスマンにとっては実用的に使えるでしょう。 -
ダイバーズ
(参考商品:
トーチマイスターT0046)
- 潜水時に使うことができる、防水性能の高められた腕時計。しかも水に強いだけではなく、視認性・耐磁性・耐衝突性からベルトの引っ張り強度まで厳格に決められたISO規格およびJIS企画に適合した腕時計です。
多くのダイバーズモデルは約150m以上の深さで使用できる防水性を持っています。 -
ドレスタイプ
(参考商品
ベーリング30226-742) -
ケースや文字盤に貴金属や宝石を使ったジュエリー的な性質が強かったり、デザイン的にファッション性の高い腕時計。
ファッションの一部としての役割が高いため、特に女性に人気があるタイプです。非常に高価なものも多く、機能面よりデザインや素材の美しさを追及した腕時計です。