シェフの仕事
たま木亭オーナーシェフ玉木潤氏
×
日清製粉株式会社
スヴィンゴールド共同開発
一人でやると考え方が固まってしまう。
偏ってしまう。
このパターン、このパターンと……。
日清製粉さんと一緒にすることで、
どれだけ粉の表情、味の表情が出せるか
というチャレンジ。
最終決まるまで、3年ぐらいやり取りをしていました。
パン作りが好きな方、パンを食べるのが好きな方であれば、京都宇治にある「たま木亭」さんのことはご存じの事かと思います。
営業日の木曜日から日曜日までの4日間は開店とともにお店の前に行列ができ、待っている方、パンを買ってお店から出てきた方、みんな笑顔です。
常にフレッシュな状態(パン自体が持つ魅力を最高の状態)でお届けすることが使命ですと玉木シェフはおっしゃっています。
ママパンの母体であります戸倉商事株式会社は、たま木亭さんがオープンされた時から納品業者としてお付き合いをさせていただいております。
そんなこともあり、この度玉木シェフと日清製粉が共同で開発した小麦粉「スヴィンゴールド」の開発秘話から、パン作りなどについてお話をお伺いすることができました。
営業日の木曜日から日曜日までの4日間は開店とともにお店の前に行列ができ、待っている方、パンを買ってお店から出てきた方、みんな笑顔です。
常にフレッシュな状態(パン自体が持つ魅力を最高の状態)でお届けすることが使命ですと玉木シェフはおっしゃっています。
ママパンの母体であります戸倉商事株式会社は、たま木亭さんがオープンされた時から納品業者としてお付き合いをさせていただいております。
そんなこともあり、この度玉木シェフと日清製粉が共同で開発した小麦粉「スヴィンゴールド」の開発秘話から、パン作りなどについてお話をお伺いすることができました。
※本文は、玉木さんとの会話のニュアンスを可能な限りお伝えするため、話し言葉を多用しております。
予めご了承お願いいたします。
スヴィンゴールド開発秘話
これを入れたら、風味が上がる。
これを入れたら口溶けが良くなって、
これ入れたらコクが出て……
などといったことは常々行なっていること=経験があることなので、頭の中でパンパンパンと様々な材料を組み合わせることができる。
実際に作ってみて、思い通りになることもあれば、ちょっと物足りないなと感じたり。
調整を繰り返して最終理想とするパンに近づける。
自分の頭の中にある要素を足していって、割合を見つけて仕上げていく。
玉木シェフのおっしゃる、そういう発想ってパン屋さんだからできること。
多種多様な小麦粉などをブレンドして自店の味を追求するパン屋さん。
玉木シェフは日々、様々な小麦粉をブレンドして「たま木亭」の味を作られています。
数年前のある日のこと。
いつも使っている日清製粉の営業さんとの会話の中から始まった新たなチャレンジ。
玉木シェフが理想とする小麦粉を作ってみようという試みの始まりです。
これを入れたら、風味が上がる。
これを入れたら口溶けが良くなって、
これ入れたらコクが出て……。
などといったことは常々行なっていること=経験があることなので、頭の中でパンパンパンと様々な材料を組み合わせることができる。
実際に作ってみて、思い通りになることもあれば、ちょっと物足りないなと感じたり。
調整を繰り返して最終理想とするパンに近づける。
自分の頭の中にある要素を足していって、割合を見つけて仕上げていく。
玉木シェフのおっしゃる、そういう発想ってパン屋さんだからできること。
多種多様な小麦粉などをブレンドして自店の味を追求するパン屋さん。
玉木シェフは日々、様々な小麦粉をブレンドして「たま木亭」の味を作られています。
数年前のある日のこと。
いつも使っている日清製粉の営業さんとの会話の中から始まった新たなチャレンジ。
玉木シェフが理想とする小麦粉を作ってみようという試みの始まりです。
■共同開発してみてどうでしたか?
一人でやると考え方が固まってしまう。偏ってしまう。
製粉会社さんと一緒にすることでどれだけ粉の表情、味の表情が出せるかというチャレンジでした。
日清製粉さんは、懐が深いというかいろんな材料を持っている。
原麦一つとっても多種多様なものがあり、互いのアイデアを元に幾度となく試作を繰り返して作り上げた小麦粉です。
製粉会社さんと一緒にすることでどれだけ粉の表情、味の表情が出せるかというチャレンジでした。
日清製粉さんは、懐が深いというかいろんな材料を持っている。
原麦一つとっても多種多様なものがあり、互いのアイデアを元に幾度となく試作を繰り返して作り上げた小麦粉です。
■共同開発する中でのご苦労とかありましたか?
意見の齟齬はどうしてもありました。
作りやすさと、作りにくさ。
味の濃さと、薄さ。
そういった部分の着地点を探る(探す)やり取りにかなり時間も要しました。
試作段階の初めの頃は、味の濃い小麦粉を日清さんが提案してくれました。
小麦粉の時点で味がぐーんと出過ぎていてもちょっと違うなって思ったし、理想とするクラム、内層も出にくく、味のバランスも……という感じでした。
何よりも作りにくかったのです。
自分が作りにくい小麦粉=他の人も作りにくいやろう??って。
自分の考えるフランスパンの良し悪しを理解してもらうのが大変で、いい意味で携わってくれた方がいろんな意見を出してくれました。
でも、大勢:一人となると、譲れないことに関しては突っぱねることに労力を要しましたし、自分の意見が通らなければ「やめようか」とは思っていました。
また、あまりにも製パン性が悪かったら使ってもらえないと思っていましたし、自分が作っていても作りにくかった。その部分は絶対に自分の考えを曲げたらダメとも思っていました。
自分の考えと携わるみんなの考えを足し算、引き算、掛け算してようやく……。
作りやすさと、作りにくさ。
味の濃さと、薄さ。
そういった部分の着地点を探る(探す)やり取りにかなり時間も要しました。
試作段階の初めの頃は、味の濃い小麦粉を日清さんが提案してくれました。
小麦粉の時点で味がぐーんと出過ぎていてもちょっと違うなって思ったし、理想とするクラム、内層も出にくく、味のバランスも……という感じでした。
何よりも作りにくかったのです。
自分が作りにくい小麦粉=他の人も作りにくいやろう??って。
自分の考えるフランスパンの良し悪しを理解してもらうのが大変で、いい意味で携わってくれた方がいろんな意見を出してくれました。
でも、大勢:一人となると、譲れないことに関しては突っぱねることに労力を要しましたし、自分の意見が通らなければ「やめようか」とは思っていました。
また、あまりにも製パン性が悪かったら使ってもらえないと思っていましたし、自分が作っていても作りにくかった。その部分は絶対に自分の考えを曲げたらダメとも思っていました。
自分の考えと携わるみんなの考えを足し算、引き算、掛け算してようやく……。
発酵~熟成で味を乗せるという考えにいきつき、スヴィンゴールドが誕生しました。
■スヴィンゴールドを使ってどんなパンを作って欲しいですか?
基本となるのはフランスパンです。
■共同開発する中でのご苦労とかありましたか?
意見の齟齬はどうしてもありました。
作りやすさと、作りにくさ。
味の濃さと、薄さ。
そういった部分の着地点を探る(探す)やり取りにかなり時間も要しました。
作りやすさと、作りにくさ。
味の濃さと、薄さ。
そういった部分の着地点を探る(探す)やり取りにかなり時間も要しました。
小麦粉の時点で味がぐーんと出過ぎていてもちょっと違うなって思ったし、理想とするクラム、内層も出にくく、味のバランスも……という感じでした。
何よりも作りにくかったのです。
自分が作りにくい小麦粉=他の人も作りにくいやろう??って。
自分の考えるフランスパンの良し悪しを理解してもらうのが大変で、いい意味で携わってくれた方がいろんな意見を出してくれました。
でも、大勢:一人となると、譲れないことに関しては突っぱねることに労力を要しましたし、自分の意見が通らなければ「やめようか」とは思っていました。
また、あまりにも製パン性が悪かったら使ってもらえないと思っていましたし、自分が作っていても作りにくかった。その部分は絶対に自分の考えを曲げたらダメとも思っていました。
自分の考えと携わるみんなの考えを足し算、引き算、掛け算してようやく……。
味を作っていく。
発酵~熟成で味を乗せる
という考えにいきつき、スヴィンゴールドが誕生しました。
■スヴィンゴールドを使ってどんなパンを作って欲しいですか?
基本となるのはフランスパンです。
スヴィンゴールドは、熟成を目的とした冷蔵発酵が向いていると思います。
しっかりと水和させる目的で冷蔵庫でオートリーズをとる。
それを復温させて捏ねる。
熟成は行き届いているが、さらに冷蔵で発酵させる。
シンプルなパンだけど旨みがしっかりと乗っていて、香りよく、クラムがとろける。
食パンにも使え、湯種にするのもいいと思います。
あとはピザに向いていると思います。
スヴィンゴールドを実際に使ってくださる方の考えに基づいた製法などで楽しんでいただくのがいいと思います。
これはこの製法でやった方がいい!といったこだわりも大事です。
そのほうが気持ちが上がりませんかね?
あとママパンのお客様といえば、家庭製パンの方も多いよね。
スヴィンゴールドを使ってオーバーナイトさせる際のちょっとしたコツというか注意点をお伝えしておきます。
家庭製パンはプロと違って生地を仕込む量が少ないですよね。
そうなると生地が冷えやすい。
若めに出やすくなるから、温度など含めてバランスをとることが大事になってきます。
あと、出来上がったパンを見て、ぺったんこになっていないか?腰が高すぎないか?クラムの状態は?
と、パン職人のように色々と分析して次に繋げるようにしてもらえたら嬉しいです。
実際にスヴィンゴールドを使って作ったみなさんのパンを見てみたいですね。
楽しんで作ってください。
スヴィンゴールド専用ラベル
このインタビューをさせていただく際に、玉木シェフが実際にお仕事をされている風景を撮影させて欲しいとお願いをしましたところ、「戸倉さんやからいいよ!」とおっしゃって下さり、撮影をさせていただきました。
オーブンから。
ホイロから。
いろんな場所から鳴り止まぬタイマー。
発酵種や焼き上がったパンの香ばしい香り。
シェフと職人さんが息つく間も無く目の前のパンと向き合われている現場。
そんな「たま木亭」さんでのパン作りの一瞬を切り取った写真を、サインとスヴィンゴールドのバゲットと共に商品ラベルとして仕上げました。
オーブンから。
ホイロから。
いろんな場所から鳴り止まぬタイマー。
発酵種や焼き上がったパンの香ばしい香り。
シェフと職人さんが息つく間も無く目の前のパンと向き合われている現場。
そんな「たま木亭」さんでのパン作りの一瞬を切り取った写真を、サインとスヴィンゴールドのバゲットと共に商品ラベルとして仕上げました。
ぜひお手に取っていただき、お作りになられたパンを #スヴィンゴールド とハッシュタグをつけてインスタグラムにアップしていただけますと幸いです!
できれば#ママパン のハッシュタグも合わせてお願いします。
できれば#ママパン のハッシュタグも合わせてお願いします。
■たくさん使われるお店さんには25kgタイプのご用意もございます。
お店のご紹介
たま木亭
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄平野 57-14
電話:0774-38-1801 FAX:0774-66-3393
営業時間:7:00〜18:45
定休日:月曜日・火曜日・水曜日(毎週)
ホームページ:http://www.tamaki-tei.com/
電話:0774-38-1801 FAX:0774-66-3393
営業時間:7:00〜18:45
定休日:月曜日・火曜日・水曜日(毎週)
ホームページ:http://www.tamaki-tei.com/