基本のKEY ベーグル
~ケトリング~

ベーグルは、作る過程で「茹でる」のが最大の特徴のパンです。
一般的なパンは発酵したパン生地をそのまま焼き上げることによって出来上がりますが、ベーグルの場合、発酵した生地をケトリングしてから焼き上げます。
ケトリングとは、発酵した生地を茹でることを指します。そうすることで、生地中のデンプンが糊化し、内部が膨らんでもオーブンで焼成した際に膨らみ過ぎず、密度が濃くふっくらでモチモチした食感になります。
また、ケトリングの際、お湯に糖分を入れることでベーグル特有のつやが出ます。
ベーグルの良さを引き出す為に、ケトリングの温度加減に注意し、弾力のあるもっちりとした食感に仕上げましょう。
乳製品・卵・バターを使っていないため、ヘルシーでアレルギーを持つ人でも毎日の食事パンとしてはもちろん、具材やスプレッド、生地に練り込む材料などアレンジできる幅がとても広いレシピなので、ぜひお好みの材料で様々なアレンジをお楽しみください。

材料 (約110g×6個分)

材料名 配合率 分量

強力粉(春よ恋ブレンド365Basic)

100%

400g

てんさい糖

3%

12g

2%

8g

スキムミルク

3%

12g

セミドライイースト 赤

1%

4g

モルトエキス(ユーロモルト)

0.5%

2g

太白胡麻油

5%

20g

水(ぬるま湯)

60%

240g

 

 

 

【ケトリング】

 

 

モルトエキス(ユーロモルト)または蜂蜜

湯量の約3~5%

 

 

 

 

【道具】

 

 

温度計

 

 

作り方

1.下準備

【シェフのワンポイントアドバイス】
気温や室温にあわせて仕込み水の温度を変えると、生地の捏ね上がり温度が一定になります。
気温が低ければぬるく、高ければ低くするなどして調整してください。

2.ミキシング

ボウルにイースト溶液を入れ、混ぜておいた粉類、太白胡麻油の順番で加えて、捏ねていきます。

なめらかな状態になれば、綺麗に丸めて分量外の油脂を塗ったボウルに入れます。

【シェフのワンポイントアドバイス】
ニーダーやホームベーカリーで生地を捏ねる場合、低速で滑らかな状態になるまで捏ねましょう。
生地が硬いので高速で捏ねないよう注意してください。

■推奨捏ね上げ温度:27~28℃

3.フロアタイム(一次発酵)

温度30℃、湿度75%(発酵器)で、約60分発酵させます。

4.分割

1個約110g(6個分)に分割し、俵形に整えます。

5.成形

ベーグル状(リング状)に成形します。

【シェフのワンポイントアドバイス】
生地を棒状にする際、約18~20cmが目安です。


【成形のPointを動画で!】


6.ホイロ(最終発酵)

【シェフのワンポイントアドバイス】
過発酵になるとケトリング時に萎みますので、十分気を付けてください。

7.ケトリング

【シェフのワンポイントアドバイス】
ケトリングは、粉のでんぷん質を糊化(α化)するために行う工程です。
温度が低すぎると十分に糊化(α化)せずもっちり感が出にくくなり、高すぎると表面が荒れて焼いた際に張りが出にくくなります。 また、湯にモルトエキス(または蜂蜜)を溶かすのは、表面に艶を出すためです。


【ケトリングのPointを動画で!】


    ホイロ

8.焼成

水気を切ってから天板に並べ、230℃に予熱しておいたオーブンに入れ、約15分焼きます。

※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。 お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

    焼成

9.完成

    完成

10.アレンジ(スモークサーモンのサンド)

    サンド

材料

材料名 分量

スモークサーモン

お好み

玉ねぎ(スライス)

お好み

ピンクペッパー

お好み

クリームチーズ

適量

 

 

【トッピング】

 

オリーブオイル

お好み

11.アレンジ(パストラミビーフのサンド)

    サンド

材料

材料名 分量

パストラミビーフ

お好み

サンチュ

お好み

バター

適量

 

 

【ソース】

 

マヨネーズ

お好み

わさび

適量

12.アレンジ(モッツァレラのカプレーゼ風サンド)

    サンド

材料

材料名 分量

モッツァレラ・ヴァッカ

お好み

スイートバジル

お好み

トマト(スライス)

お好み

 

 

【バジルドレッシング】

 

バジリコペースト

お好み

オリーブオイル

お好み

 

 

【トッピング】

 

オリーブオイル

お好み

備考
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