ニキビ、繰り返さないために
たまに、ぽつんとできるニキビ。しばらくすると治って、繰り返すこともない。そんなニキビなら、あまり心配いりませんよね。
でも、ニキビでお悩みの方の最大の辛さは、そんなニキビが、訳も分からず繰り返し繰り返しでき続けること。もう、出口のないトンネルの中をさまよっているような、辛く苦しい気持ちになると思います。
だから、ニキビ肌の克服には、繰り返さないお肌状態を作ること。ミロビーナでは、それを目指して一緒に頑張って行きたいと思っています。
ニキビのないつるつるのお肌になれたら・・・何をしたいですか? 楽しみですね!
ニキビケアその1 医療で治す
ニキビは簡単に言えばアクネ菌による感染症。
ニキビは皮膚の病気なので皮膚科で内服薬、外用薬などを使い、保険診療の範囲として治療ができます。
ニキビは跡になることもある、実はやっかいな感染症。そういう意味では皮膚科で、薬を使い、できるだけ早く今できているニキビを治すという選択肢は、アリなのではと思います。
それが、一つ目の治し方。
ただし皮膚科では、皮膚病としての治療は行いますが、お肌の状態を良くして美しい状態に整える・・・ということは、保険医療の範囲外となり、通常行われません。
もし、ニキビの治療と一緒に、お肌のコンディションも良くして美肌になりたいなら、それは自由診療の範囲となり、美容医療の領域になってきます。その場合は、美容医療を掲げている専門医に掛かる必要があります。
ニキビケアその2 スキンケアで対応
もう一つは、ミロビーナでもご提供している、自分でするスキンケアです。
健康的で潤いに満ちたお肌に、ニキビはできません。できても、疲れたり、チョコレートを食べ過ぎた時にぽつっとできて、しばらくしたら消えている・・・そんな一時的なもの。
つまり、
お肌のコンディションが良くなる
→ 新しいニキビはできにくい状態が生まれる
→ ニキビのないお肌が普通になる
という風に、無理なく自然と変わっていくことができる!訳なんです。しかもそのときには、美肌にもなっている・・・まさに一石二鳥!
なんだ~、特別な方法があるんじゃないの・・・?とがっかりされたかもしれませんね。でも、今あるニキビだけに焦点を当てた[にきびケア]は、続けることで、逆に理想的な肌状態からかけ離れていく危険性が高いと思っています。
なぜなら、それが、慢性的なニキビを作り出す土壌を作り出してしまうから。
思い当たること、ないでしょうか? 大切なのは、お肌を理想的な状態に整えるスキンケアだということを、声を大にしてお伝えしたいと思います。
理想的なお肌を保つには?
では、理想的なお肌の状態=ノーマルスキンタイプ になるには、何を目指せがいいのかというと、
- 正しいターンオーバーのサイクル
- 十分に潤った状態
- ストレスを軽減
を、目指せばOK!
手強いニキビなのに、こんな普通のことでいいの?と思われるかもしれませんが、主にこの3つを目指して、お肌を理想的な状態に整えるお手入れを続けていくことが、遠回りのようですが、最終的には一番効果的なんです。
ただ・・・この普通のことが、ちゃんとできない「キャッチコピー通りの効果」をもたらさないスキンケア製品が多く、そのためコスメジプシーをされている方が、世の中には本当に多くいらっしゃいます。
ミロビーナでは、同じ経験をしてきた店長(筆者です)の思いから、ご期待にお応えできる製品を厳選してお届けしております。
と、少し宣伝が入ってしまいましたが、これは本当の気持ちなので・・・
- 正しいターンオーバーのサイクル
- 十分に潤った状態
- ストレスを軽減
この3つに加えて、今のニキビを落ち着かせるために、
- アクネ菌を正常な値まで減らす
事を同時に行う事で、スピーディーにキレイなお肌を取り戻すことが可能になり、状態が悪いほど必要になってきます。
ニキビケアにオススメなセット
ニキビケアセット
ニキビケアに必要な洗顔から、保水、保湿、そしてアクネ菌のコントロールができるクリームをセットにしました。
100%ナチュラルで、一つ一つが効果もしっかり。次から次にできるニキビに悩み、暗闇をさまようコスメジプシー生活を卒業して頂きたく、作りました。
まずは敵を知ろう!
ニキビのないつるつるしたキレイなお肌になったら、ホントに嬉しいですよね!鏡を見たり、写真を撮られるのも、全然平気になるし、顔を上げて人と話すことも簡単になって。
いつの間にか、自信もついて、笑顔まで明るくなれる。本来のあなたの魅力がどんどんあふれ出していく・・・
ミロビーナでは、にきびケアには、そんな威力があると信じています。
では、キレイなつるつる肌目指して、ニキビケアを始める前に、
「ニキビってなに? どうしてできるの? なぜ繰り返すの?」
ということを知っておくと、とても役立ちます。
それが分かると、本当はしない方がいいこと、やってもいいこと、やった方がいいことなどが、判断できるようになるからです。間違ったスキンケアでお肌を傷めたり、ムダなお金を使うことも避けることができるようになります。
今までのスキンケアケアと、何が違うのか。そんなことを考えるきっかけになれればと思います。
すべてのニキビの始まりは、古い角質
ご存じだったでしょうか?
大人ニキビでも、思春期ニキビでも、ストレスニキビでも・・・始まりはすべて、古い角質が毛穴を塞ぐことから始まるのです。
「え?皮脂が多いから、ニキビができるんじゃなかったの?」
はい、確かにその通りですが、それは半分正しくて、半分違っているんです。
皮脂が多いからといって、即ニキビになるわけではないのです。
まずは古い角質が毛穴を塞ぎ
→ その中で皮脂が大量に溜まる
→ その皮脂をエサとして、アクネ菌が大増殖・・・!
それが、あの真っ赤なニキビができるまでのストーリー。
毛穴が塞がるからニキビができる。逆に言えば、古い角質が毛穴を塞ぎさえしなければ、ニキビはできないというわけなのです。
アクネ菌は、本当に悪玉?
アクネ菌って、「ニキビ菌、こわい!」みたいなイメージで悪玉菌のイメージがありますが、実は、私たちのお肌に住み着いている、普段はおとなしい有益な常在菌なんです。
アクネ菌は毛穴の中に住んでいて、皮脂の分泌とともに外に排出されています。そして、排出されたアクネ菌は、お肌にとってもいいことをしてくれています。
ちょっと、ヤクルトさんのページから引用させてもらいましたが、アクネ菌はこんな感じで頑張っているみたいです。
「しかし、通常は何の悪さもせず、むしろ代謝産物であるプロピオン酸や脂肪酸によって皮膚表面を弱酸性に保ち、さらに有害菌の皮膚への定着を防ぐ働きがあると考えられています。」
なんと! 有害菌から、私たちを守ってくれていたとは・・・ もし、アクネ菌がいなければ、私たちの肌は、有害菌が増え、別の皮膚病になる危険性も!
アクネ菌が大増殖するわけ
実は普段は善玉菌のアクネ菌。そんなアクネ菌がニキビの原因菌となってしまうには、理由がありました。
まず、この子たちは酸素が大嫌い、専門的な言い方をすると、アクネ菌は嫌気性の菌ということになります。そして皮脂が大好物という性質も。
さて、古い角質に塞がれ詰まった毛穴の中といえば、無酸素状態+皮脂が溜まるという状態になりますよね。
心地よい無酸素の環境に、大好きな皮脂がどんどん溜まって行くと、アクネ菌はその快適な環境の中、調子に乗って大増殖を始め、ついにはニキビが勃発!
ということで繰り返しになりますが、毛穴が詰まっていないときアクネ菌は、皮脂と一緒にお肌表面に排出され、適量を保ち、お肌を守る働きをしています。
ところが、毛穴が塞がることで環境が一変! そして・・・そんな毛穴を塞いでいるのは、取りきれなかった古い角質。
ニキビ対策に大切なのは、実は、皮脂を除去することよりも、角質コントロールだった というのが最新のニキビケアの基本的な考えです。
皮脂分泌、その[量]が分かれ道
でもですね。
例え、毛穴が塞がり詰まっても、白ニキビや黒ニキビにはなっても、赤く炎症を伴った酷いニキビにならない場合もありますよね?
その理由は、皮脂の量。
何かの原因で、過剰な皮脂が分泌されてしまうことがあるのです。
白ニキビや黒ニキビのように炎症を伴わない場合、毛穴の中に溜まっている皮脂は少ないと考えられます。つまり、アクネ菌が大増殖するのに十分な「エサの量」には、至っていないのですね。
過剰分泌、その原因はストレス
過剰な皮脂が分泌される理由は、いくつかありますが、もっとも多いのがストレスや疲労。ストレスは、体を消耗させますので、徐々に体は疲れていき、ストレスが減らないと慢性的な疲労を感じるようになります。
それでも休めない私たちは、その疲労感がまたストレスになり、悪循環となり、負のスパイラルに陥ってしまうのです。
疲れたりストレスを感じると、私たちは生命を維持するため男女問わずパワーアップが必要になります。そこで、男性ホルモンを分泌。一時的にパワーを高めているのです。これが一時的なら問題ありませんが、長期に及ぶことも少なくありません。
女性なら、生理の前も男性ホルモンが増えやすくなります。ただでさえ、生理前には男性ホルモンが増えるのに、ストレスがかかっていると、分泌量が増えすぎてしまいます。
このように男性ホルモンが増えると、女性でも皮脂の分泌量が増えます。そして悪いことに、男性ホルモンにより分泌される皮脂は粘っこく、より毛穴が詰まらせやすい性質をもっているのです・・・。
ニキビの炎症は、私たちを守る免疫反応だった!
少し話が戻りますが、実は詰まった毛穴に対して、私たちの体は、つまりを解消しようとして、つまりを溶かす酵素を分泌。びっくりですね!人の体ってすごいな~、ほんと。
さらにその酵素は同時に、増殖したアクネ菌を敵と見なし、やっつけるための指示も、同時に発令!
私たちの体は、
- 毛穴詰まりを解消するため、酵素を分泌
- その酵素が同時に、増えすぎたアクネ菌を減らす指示を行う
という、効率的な防衛反応を絶えず行っているんです。私たちの体って、すっごく賢いんですよね!
ただ、そのアクネ菌との戦いには、アクネ菌を炎症という熱を用いて殺菌していくので、戦っている間、私たちはニキビ、吹き出物というこの現象に、悩まされることになるのです・・・ハァ
アクネ菌を減らしてくれて、毛穴の詰まりも溶かしてくれて、とってもありがたいけど・・・炎症以外の方法だったら良かったのになぁ・・・!
ニキビを繰り返さないお肌になる方法
ここまで読んで頂いて、ニキビの成り立ちについては、なんとなく分かって頂けたかなと思うので、いよいよ具体的な改善方法に進みたいと思います。
主に、スキンケア編と、からだケア編となっています。まずは、スキンケア編から。
スキンケア編 ~潤いのある素肌作り~
最初に、健康的で美しい素肌を目指すために、
- 正しいターンオーバーのサイクル(角質コントロール)
- 十分に潤った状態(バリア機能アップ+ターンオーバー支援)
- ストレスを軽減(皮脂の過剰分泌対策)
この3つに加えて、今のニキビを落ち着かせるために、
- アクネ菌を減らす
という風に、お話ししました。この後は、それらの目的を達成するためのコツをお話していきますね。
潤いとお肌の生まれ変わりには、深い関係あり!
ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)のサイクルは、加齢や、他にもいろいろな原因で乱れてしまいがちなのですが、ターンオーバーのサイクルを正しい状態に近づける、最も大切なことは、お肌に十分な潤いと柔軟性を保つこと。
にきびケアでは、べたつかないようにということで、サッパリタイプの保湿力少な目のスキンケアが好まれますが、実はそれだと保湿力が足りないため、お肌は乾燥し、角質が固くなってしまいます。
固くなった角質は、
- お肌にこびりつき、自然に剥がれ落ちにくくなる
- お肌の基底層(新しい肌細胞を作る工場)に、なんと、「新しい肌細胞は、作らなくてもいいよ~!」という信号を、伝えてしまうのです! いやはや、ホント怖いです!!
その結果、お肌の生まれ変わりは極端に遅くなり、シミやたるみ、シワなどの老化を進めてしまうだけでなく、古い角質がお肌表面を覆うことで毛穴を塞ぎ、ニキビができやすい土壌を作ってしまいます。
ターンオーバーのサイクルを正常なものに近づけるには、常にお肌がしっとりと潤い、柔らかな角質で居続けていることが非常に重要です。このことは、とにかくよく覚えて頂けると嬉しいです。
黒ニキビ、白ニキビは洗うだけでは、無理です
黒ニキビや白ニキビは、この剥がれ落ちることができない古い角質が、毛穴の奥に落ち込み皮脂と混ざり合って、固くなってしまったもの。
この塊は、細長い毛穴のかなり奥まで入り込んでいることが多く、洗顔やパックをしたくらいでは簡単に取り去ることはできません。
特に黒ニキビは、一度できてしまったら数年単位で、ターンオーバーと保湿を徹底して気をつけながら、お肌の状態を改善することでしか、目立たなくさせる方法はありません。
毛穴の強力パックや、毛穴汚れをいかにも一掃してくれそうな洗顔料も、まずキレイにしてくれることはありません。特に強力パックなど、一気に治そうと無理なお手入れをして、悪化させてしまうことが本当に多いのが、黒ニキビのケア。
ただ、できたての白ニキビの場合、たっぷりの潤いケアだけで改善することがあります。治り始めに一気に白ニキビが肌から顔を出しぞっとすることも。悪化したと思いスキンケアを中止してしまう方もいらっしゃいますが、ここは我慢してしばらく頑張っていただければ、つるつるの素肌に戻ることが可能です。
潤いには、まずは十分な水分を
お肌の潤いには2種類ありますよね。水分と油分です。お肌に水分量が多いとお肌は若々しく、ふっくらとしてみずみずしく美しいもの。
逆に、水分が足りずしぼんでいるお肌は、くすみがちで顔色も暗く、たるんだり毛穴が目立ってしまったりします。シワも水分不足が引き起こします。
ですので、化粧水や保湿ジェルなどで、水分をたっぷりと与えてあげることがお肌には必要不可欠ですです。
もう一つは油分
もう一つ、潤い肌に欠かせないのは油分。油分は、水分がお肌から蒸発しないよう、引っ張ってお肌に留めてくれています。
油分はお肌に浸透していきますので、よく「お肌に蓋をする」という言い方をしますが、あまり正確な言い方ではありません。
油分は蒸発しない物質ですから、どちらかというとお肌の上で水分と混ざり、水分が蒸発して逃げていかないよう、引き留めている感じです。
その油分のもう一つの重要な役割は、お肌を軟らかく保つ働きです。
革製品にオイルを塗ってお手入れしたことがある方は、感じたことがあるかもしれませんが、カサカサボロボロの革製品に、オイルを塗り込んであげるだけで、皮のツヤが蘇り、手触りも柔らかく快適になってくれます。
その変わりっぷり、蘇りっぷりには、なかなかすごい物があります(笑)
人のお肌も言い換えれば皮(革)ですから、オイルを塗り込むことで同様の効果があるのです。
ニキビに油分なんて、大丈夫?
ニキビに油分は怖い・・・と思っているとしたら、少しだけ思い違いをしていたかもしれません。ここまでで習ったように、毛穴を詰まらせることがなければ、ニキビは悪化しませんよね。
そういう意味で、ベビーオイルやワセリンは、非常に保湿性が高くて刺激も少ないかもしれませんが、植物オイルと違いお肌になじまず、表面に留まる性質があります。そのため、毛穴を塞ぐことになりニキビを悪化させることが。
また、油分が強いため、長期間使い続けることでインナードライ肌を作りやすいという欠点もあります。
油分は、植物性でお肌になじみやすいと言われる物を選んでください。もう一つ大切なのは、安定性が高く抗酸化力が高いこと。
先ほどお話しした、酵素(リパーゼ)ですが、毛穴を溶かすために、皮脂も分解しようとしますが、その際に、フリーラジカルを発生させ、お肌に炎症を起こしてしまいます。
植物オイルの中には、抗酸化力が高いものがいくつもあります。有名なのはホホバオイル、アルガンオイル、セサミオイルなど。
油分はお肌を甘やかす?
年齢によると思っています。女性は20代後半から、急激に卵巣の働きが衰え始め、同時にお肌も乾燥しやすくなってきます。皮脂の分泌量が減ってくるのです。
ここで、いくら鍛えても、出ない物は出ないわけですから、むしろ潤い不足でお肌をいじめるよりは、たっぷりと保湿をし、ちゃんと潤いヴェールて守ってあげる方が得策だと、ミロビーナでは考えています。
まだあった、潤いヴェールの役割
こうして、水分と油分がしっかりと補われているお肌は、健康的で生まれ変わりも早く、柔らかい理想的なお肌となります。
そしてもう一つ、潤いヴェールには、外の刺激からお肌を守る、バリア機能も。
潤いヴェールのバリア機能は多岐にわたり、紫外線も防いでくれており、シミやたるみなどの老化だけでなく、ニキビ跡になるのも防いでくれるんです。潤いヴェール、大切にしてあげたいですね。
乾いて固く古い角質のために、潤いを保つ事ができないお肌は、刺激もダイレクトにお肌の奥に伝えてしまいます。そのため、ニキビの炎症が悪化したり、菌に対しても抵抗力が下がり、いつまでたってもニキビが完治しないのです。
お肌の潤い、水分と油分による潤いヴェールは、こんなにも健康的なお肌、ひいてはにきびケアに必要不可欠だったのです。
潤いヴェールを作ってくれるスキンケアセット
パーフェクト肌セット
お肌に潤いを与え、美しく健康なお肌に変える、パーフェクトなセット。メイク落としから、洗顔、月桃化粧水、月桃の保湿ジェル、セサミオイルにクリームと、これで、お悩み肌も自慢のお肌に変えてもらいたい・・・
そんな願いがこもっているスキンケアセットです。ラベンダー入りと無香料がありますが、ニキビ肌対策には、より働きの高いラベンダー入りのほうがオススメです。
スキンケア編 ~汚れ、古い角質対策~
ここまで、角質角質と連呼してきていますが、角質はお肌にとって外から守るバリアとして、また、潤いを蓄え保つ場所でもあります。
通常角質は、基底層で生まれてから28日かけて、お肌表面に到達します。毎日1層ずつ剥がれ落ちることで、常に新しく潤いに満ちた美しく、強い素肌でいることができます。このサイクルが狂うことは、ニキビの原因となるだけでなく、シミやシワ、毛穴の開きなどの原因にも。
ということで、角質をできる限り28日に近い周期で生まれ変わらせるために、これまでお話してきたように、潤いヴェールをしっかり作ってあげること、そして正しい洗顔が必要になってきます。
洗顔がキー!本来のつるつる肌に戻りましょう
保湿によりお肌が柔らかくなったところで、適切な洗顔料で、不要な角質を無理なく取り去り、つるつる肌を目指します。
ミロビーナで言う適切な洗顔料とは、固形石鹸を指します。
- 十分な洗浄力がある
- 泡立ちが良く、お肌への刺激が少ない
- 泡切れが良くすすぎがサッと、素早くできる
といった3つの条件を兼ね備えた物を言います。
高い洗浄力により、古い角質だけでなく、毛穴やキメの汚れを取り去る事ができ、毛穴から分泌された皮脂の通り道であるキメもキレイに。それによって、皮脂がお肌全体に行き渡り、お肌がしっかり潤うことができます。
泡立ちが良いと、たっぷりの泡でお肌に指が触れることなく汚れを落とすことができ、サッと素早くすすげ、また洗顔料がお肌に残りにくいため、同様にお肌への負担を減らすことができます。
洗浄力が高いと心配になりますが、洗浄力が高いのに、乾燥するのではなく、これまでよりお肌が潤うようになる
という不思議にも思える現象が起きるのが、固形石鹸です。洗顔フォームでは取りきれなかった汚れが取れ、顔色も一段明るくしてくれます。
泡洗顔や、液状、いわゆる洗顔フォームは不向き
泡洗顔や、液状、いわゆる洗顔フォームと言われるタイプの柔らかい洗顔料は、弱酸性のため洗浄力がイマイチだったり、古い角質がとりきれず、ターンオーバーのサイクルが遅れがちになり、お肌は乾燥し、角質が固くなってしまいがちです。 汚れが残りがちになり、その汚れが酸化してお肌の炎症を進めてしまうことも。
なので、酸性の肌汚れに強い、弱アルカリ性の固形石鹸が一番なのです。
ただし、石鹸の原料は千差万別で、石鹸の質も原料によって決まります。顔の皮膚は非常に薄くデリケート。スキンケア用の、お値段も安すぎない、植物性の物を選んでください。
つるつる素肌に洗い上げる!洗顔のコツ
石鹸洗顔は、朝晩の2回。それ以上洗うのはNG。洗いすぎは常在菌が弱ったり、必要な潤いが失われ、正しいターンオーバーには逆効果なのです。
- 石鹸をたっぷりと取りよく泡立て、泡だけを小鳥をなでる様な感じでそっと動かして洗い、ニキビに指が触れて刺激しないように気をつけます。
- 石鹸の濃さが足りないと洗浄力が不足しますので、ぬるま湯でたっぷりと濡らした石鹸を30回は両手の平でクルクルとしてください。この洗顔方法はニキビがあってもなくても習慣にすると美肌ケアに役立ちます。
- 熱いお湯もNG。大切な天然保湿因子が溶け出してしまいます。また、熱により炎症がますます悪化しやすくなります。体温より低い温度の超ぬるま湯を優しくお肌に当てるようにしてください。
- 強いシャワーを直接顔に当てるのも、ニキビを刺激してしまったり、天然の潤い成分が流され乾燥を招くため、NG。気持ちがいいのですが・・・気をつけてみてくださいね。
スキンケア編 ~アクネ菌~
にきびを改善するには、アクネ菌を減らすことも必要ですが、お肌にはたくさんの常在菌が住んでいて、私たちの美容と健康に役立っています。ですので、できるだけ常在菌にダメージを与えず、そのバランスを崩さないよう保つことが重要です。
それには、植物の賢い力を借りたいと思います。
植物の持つ抗菌力と、癒やす力
移動ができない植物にはどれも天然の抗菌力と、傷を癒やす成分を持ち、その働きが人にも有益なハーブも多数あります。
例えば、芝生や草を刈った後、草の香りが広がりますが、この香り成分にや薬理作用があり、刈り取られた傷を殺菌、抗菌しながら、修復をしているのです。
悪玉菌だけを攻撃してくれる
植物の持つ抗菌成分は、人工的な殺菌・抗菌成分が、悪玉・善玉を見分けることができずに両方を攻撃するのに対し、植物の持つ抗菌成分は、善玉菌を攻撃することはありません。そのため、お肌に必要な常在菌は残し、人体に優しくなおかつ効果的な成分といえます。
抗菌力があり、同時にお肌に優しい植物成分として評価が高いのは、ティートリー、ラベンダー、ゼラニウム、月桃など、他にも数多くあり、ナチュラルな化粧品によく配合されています。
それらは同時に、炎症を鎮める働きや、傷を早く治そうとする働きも持っていることが多いのですが、それは植物が傷ついたときに、抗菌と治癒を同時に行っていることを思い出すと、納得がいきますね。
私たちも自然界の一部。そんな、美しく賢い自然界の植物の知恵を借りて、つるつる美肌を目指して行きたいと思います!
スキンケア編 ~ニキビの悪化を招くもの~
ニキビのあるお肌は、うるおいヴェールが不足し、外からの刺激に弱くなっている、また、炎症のせいで、大変デリケートになっています。
以下に、知らずにニキビを悪化させているかもしれない、お肌にやって欲しくないことをピックアップしています。当てはまることがあれば、今すぐ変えていってくださいね。
顔を拭くタオルに無頓着は×!
少しでもゴワゴワしているタオルですと、炎症を刺激して、ニキビの悪化を招きます。以外と盲点ですが大切です。お肌に刺激を与えない、ふわふわな、極力柔らかいタオルを使ってください。
このタオルなら大丈夫!顔専用ふわふわタオル
顔専用 専顔タオル
顔のお肌は、私たちが思っているよりずっと薄くて、ずっと傷みやすいこと、ご存じでしょうか?それなのに、一日何回も顔を触っていませんか? 顔を触ると、その分だけお肌は衰え、老化が進みます。
ニキビができてデリケートになっているお肌はなおさら、極力触れさせないようにしなくてはいけませんが、顔を拭かないわけにはいきませんよね。なので、極力刺激を与えないタオルを探していたところ、こんなに素晴らしい物に出会えました!
普段使っているタオルと、どのくらい違いがあるか、まずは1枚お試しください。
マスク
ニキビがあるときは、必要なときだけに。水蒸気がこもり角質がふやけて毛穴を塞ぎニキビの原因になっています。
もう1つ、こもっていた水蒸気はマスクを外した途端蒸発を始め、元々持っていた天然保湿因子(潤い成分)も一緒に持ち去ってしまい、お肌を乾燥させ固くしてしいます。その結果、古い角質がお肌に残り、毛穴を塞いでしまい・・・。
もう一つ、マスク内には雑菌が繁殖しやすく、元々、常在菌のバランスが悪く抵抗力弱っていたニキビ肌は十分対抗できず、ニキビや肌荒れに。もったいなくても、こまめに取り替えるのが○。
ホットタオル、マッサージは厳禁
溜まった汚れを取り去ろうと思って、毛穴が開くホットタオルがいいと思うかもしれませんが、今は逆効果に。炎症を起こしたお肌に熱を与えることで、さらに炎症が激しくなってしまうのです。治るまで止めておきましょう。
同じく、マッサージもお肌を刺激し炎症を酷くしてしまうため、赤いニキビがなくなるまで、どうぞやめておいてくださいね。
化粧水を冷やす、最後に冷水で引き締める・・・など
皮脂の過剰な分泌を抑えたり、毛穴を閉じさせたいということで、化粧水やジェルを冷蔵庫で冷やしたものを使ったり、洗顔の最後に冷たい水で引き締めたりすることってありますよね。
でも、冷やして引き締めた毛穴はすぐ開いてしまいますし、お肌を冷やすことで化粧水やオイル、クリームの浸透が悪くなってこちらも逆効果に。むしろ、スキンケアコスメは、手の平で温めてなじませた方がしっかりなじみます。
火照ったお肌を鎮静したいという目的なら問題ありませんが、普段のお手入れに[冷やす]のは、止めた方が賢明です。
あぶらとり紙、器具を使ってニキビを潰す、芯を取る
あぶらとり紙は、皮脂を取り過ぎお肌を乾燥させ、固くしザラザラとさせてしまいます。急に皮脂を取り去ることで、お肌は驚き、慌てて大量の皮脂を分泌。しかも分泌される皮脂はねっとりしたものに・・・。毛穴を詰まらせやすいため、ニキビの原因に。ということで、ご使用は厳禁です。
ニキビを潰す、この行為はニキビ跡を作ってしまうため、もっともやって欲しくない行為。気持ちは分かります・・・!が、例え専用器具を使ったとしても、毛穴が開いて戻らなくなったり、お肌が傷つきばい菌が入り炎症が酷くなったりも。
そうなると、ニキビ跡になる可能性がグンと高まります。美しい素肌を目指すのであれば、こちらもぐっと我慢して、コツコツとお肌の状態を良くするスキンケアを頑張っていきましょう!急がば回れを信じて。
ニキビケアにオススメなセット
ニキビに悩み抜いた店長が作った、ニキビ対策セット
ニキビケアに必要な洗顔から、保水、保湿、そしてアクネ菌のコントロールができるクリームをセットにしました。
100%ナチュラルで、一つ一つが効果もしっかり。次から次にできるニキビに悩み、暗闇をさまようコスメジプシー生活を卒業して頂きたく、作ったセットです。
からだケア編
スキンケアだけで良くなるニキビも少なくありませんが、それだけでは改善が見られない場合は、からだのケアも一緒に行う事をオススメします。
ただ、体ケアを行う場合、スキンケアも同時に行うのが早期改善のコツ。お肌も体の一部。今あるニキビを体全体で捉えて癒やしていってもらえたらと思います。
ストレス対策
体を動かす、アロマでリラックスする、規則正しい生活と食事を心がけ、睡眠の質を高める・・・そんなことで、ストレスによるダメージを軽減することができます。
特に睡眠は、心に対しても、体に対してもダメージを回復させる、非常に重要なもの。良い睡眠が取れるよう、工夫してみて頂ければと思います。
とはいえ、ITが生活の中心となり、忙しい生活を送る私たちは、そんな理想的な生活を送るのはなかなか至難の業。
食事やサプリメントで、ストレスによってダメージを受けやすい体をサポートする方法を取り入れるのも1つです。ストレスには、ビタミンC、タンパク質を多く摂ってください。最近は、CBDに対する注目も集まっています。
ニキビに関係する主な内臓
吹き出物という名前が表すとおり、体内が原因で出るニキビは、体内で消化が上手くいかず、老廃物が血液に乗って体内に回り、お肌からも排泄しなくてはならない状況といえます。そのため、浄化に関係する内臓の健康を保つことが大切です。
- 大腸 最も重要な臓器。体の不要物を最も多く処理してくれます。毎日スッキリしない方は、水が不足している事が原因の場合があります。水不足のサインは唇のカサつき。体に水分が足りていない証拠。常温以上の温度の水を飲むようにしてみてください。
- 肝臓 怒りやストレス、添加物の多い食品、油分の多い食品は肝臓を疲れさせ、ニキビやその他の皮膚病、シミやたるみ、くすみ肌など老化の原因に。皮膚病のケアには、必ず肝臓のサポートが必要です。
- 血液 臓器ではありませんが、浄化が上手く行っていない、喫煙、暴飲暴食などで血液が汚れていたり、酸素や鉄分が不足するとお肌の調子も目に見えて悪くなります。口の周りやフェイスラインにできるニキビは、鉄分の不足により悪化しやすいと言われています。
- 胃 胃の状態もお肌に影響します。いろいろなことにあまり気にしないようにしたり、胃の負担になる刺激物やカフェイン、脂っこい食べ物などにも、気を配ってみてください。また、冷たい物を食したり、おなか周りを冷やしたりもしないようにしてください。
ホルモンと大人ニキビ
大人ニキビの決定版!(?)とも言える、の顎や、口の周り、Uゾーンというところにできるニキビには、タンパク質と鉄分を多く取ると良いと言われています。
それに、ビタミンCを加えると、ストレスで消費されるビタミンCを補うことができ、体の抵抗力が高まりますのでお試しください。
お肌は、ストレスに大きく影響されやすく、ストレスによりホルモンのバランスが変わると角質が厚くなりやすく、ニキビを繰り返してしまいます。仕事を辞めた途端、年季の入ったこれらのニキビが、一気にキレイになったという人を知っています。(筆者です)
普段から、保湿と角質コントロールを気をつけながら、ストレス対策をしながら、栄養も取り入れ、ホルモンバランスを整えるように心がけて見てください。
大人ニキビと思春期ニキビ
思春期になると、ホルモンバランスが崩れることで角質がたまり、毛穴が塞がりやすくなると同時に、皮脂の分泌が増えるためニキビを発症しやすくなります。
適切なケアを行っていれば、そのときはなかなか治らなくても、女子も男子も時期が来れば自然と治ります。
ところが、悩みすぎてお肌に合っていないケアを続けてしまうことで、ターンオーバーのサイクルが崩れたり、潤い不足が慢性的に続くなどすることで、難治性のニキビ、つまり大人ニキビに移行してしまうのです。(これも筆者が体験しました)
思春期のニキビも、感じやすい年頃の子にしてみたら、悩みは深刻です。間違ったケアをして、ニキビ跡を作ったり、大人ニキビに移行しないよう、適切なアドバイスをしてあげて欲しいと思います。
基本的に、保湿は大人ニキビより少なめにするくらいで、ケアの方法は大人ニキビと変わりません。キレイなお肌で青春時代を楽しんで欲しいですね。