お肌より深い、髪のお悩み

その人の印象を大きく左右する髪の印象や、ヘアスタイル。

お肌のトラブルも悩ましいのですが、髪が傷んでバサバサ、ボリュームが少なくぺったんこ、地肌が透けて見える、年齢の割には、白髪が多いなど・・・髪のトラブルも私たちをとても悩ませます。

最近では、薄毛になりにくいとされていた女性の薄毛が爆発的に増え、女性用のウィッグや、育毛シャンプーなどの需要が伸びています。

美しい髪に大切なのは、お肌と同じように十分な潤いと栄養を蓄えた頭皮です。同時に、循環が良く頭皮に血液から必要な栄養をたっぷりと送ることができる体です。

いくつになっても美髪作りは可能です。ここでは、そんな大切な髪のお悩みを少しでも解消し、美しい髪のために役立つアイテムをご紹介します。

一番重要なのはシャンプー剤

頭皮にダメージを与えないために

清潔好きな日本人の多くは、ほとんど毎日シャンプーをしています。

一般のシャンプー剤の主な洗浄成分は、合成界面活性剤です。合成界面活性剤には、汚れを落とす作用と同時に、肌(頭皮)の潤いを奪い、さらにダメージまで与えてしまう欠点があるのです。

合成界面活性剤は安価で使い勝手が良いため、ほとんどの化粧品に使われています。特に、分泌が多くもっとも汚れる頭皮汚れには、洗浄力の強い合成界面活性剤が必要です。

さらに、合成界面活性剤はタンパク質を溶かすため、タンパク質であるお肌(頭皮)細胞が傷つき、徐々に育毛機能が失われていきます。

その結果、髪を産み育てる毛母細胞の働きが弱まり、薄毛やダメージ毛の原因に。美髪を育てたいなら、まずは、シャンプー剤を自然の物に変えることが、何より重要です。

頭皮に残るシャンプー剤

合成界面活性剤は、すすいでもすすいでも肌に残るという大きな欠点があります。シャンプー剤も、完全にすすいで落とすことは非常に困難で、頭皮に残ったシャンプー剤が頭皮にダメージを与えてしまいます。

また、環境汚染の懸念もあります。合成界面活性剤は自然分解されないため、永遠に海や川に残ってしまいます。さらに、すすぎに大量の水を使うことで、電力を多く消費し二酸化炭素を生み出します。(水道水を作るには電力が必要)

シャンプー剤は、髪のためだけでなく環境のためにも、成分分解される自然由来の物を使ってください。

トリートメント・コンディショナー

髪の毛はウールと同じで乾燥しやすくデリケートです。シャンプー剤は、汚れの強い頭皮とデリケートな髪の毛を同時にケアする必要のある、難しいアイテムです。

通常、合成界面活性剤による欠点を補うため、トリートメントやコンディショナーには、多くの化学成分を配合し髪の手触りやまとまりをよくしてします。

そんなトリートメントやコンディショナーにも乳化剤として合成界面活性剤が使われています。一時的に手触りが良くなったとしても、髪のダメージが進んだり、頭皮に残ることで毛根にダメージを与え、薄毛や白髪を作ってしまうことが心配されます。

乾燥し傷みやすい髪には、植物オイルで常に潤いを与え潤いのバリアを作ってあげます。また同時に、頭皮にもオイルに含まれる潤いと栄養を与え、美しく豊かな髪が育つ土壌を整えることも効果的です。