


この地で山田錦を作る 30年前「山田錦」の栽培に着手。初年度の反収は、たったの3俵。その後3年かけて有機肥料による土壌改良を進め、ようやく軌道にのります。今では自社と契約農家が栽培する米で必要量をまかなっています。これから目指すのは酒米の品質向上と地元の自然環境保全に配慮した循環型農業の両立です。


白山連峰の雪どけ水 白山連峰の雪どけ水は清冽な軟水。春から夏にかけ田を潤し、冬は酒の仕込み水となります。同じ水で米を作り酒を醸す。幾層もの岩盤をくぐり永き年月を経て九頭竜川の伏流水となって還ってきます。この水こそが永平寺テロワールの命の源です。


蔵人たち、若き女性杜氏 「あたりまえのことを、あたりまえにする」自分達が作った米の素性を知り、一番良い形で酒に活かす。酒造りの全ての工程で基本に忠実にあたりまえのレベルを少しでも上げていくために知恵をしぼります。「目が届く、手が届く、心が届く」先代が残してくれた言葉を胸に、愚直に向き合っています。


田圃が広がる大自然 九頭竜川がもたらす肥沃な大地と、白山の爆発の地層からなる土壌で昔から米作りがメインの永平寺町。冬には雪が降りその雪は、清冽な雪どけ水となる。幾重にも重なる岩盤で濾過され柔らかな水となり、田を耕し、酒造りの仕込み水となる。大自然の恵みに感謝しながら米作り、酒造り。

