エマニュエル・ブロシェ
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ラシーヌが輸入するレコルタン・マニュピュランの中でも
最もわかりやすい味わいで質感も抜群!
生産量が少ないために通常はなかなか
手に入れることができないシャンパンです。
Emmanuel Brochet
France Champagne
Extra Brut - Les Haut Meuniers 2013
エクストラ・ブリュット レ・オー・メニエ 2013
品種:ピノ・ムニエ
植樹年:1962年
植樹密度:6000本/ha
収量:35hl/ha
土壌:泥の多い粘土石灰質
向き:南東
標高:120m
醸造:澱とともに16ヶ月間醸造熟成
無濾過、無清澄
ドザージュ:3g/l
生産量:916本
Ratafia  500ml
ラタフィア 500ml
土壌:粘土石灰質
畑の標高:約80m 
畑の向き:南東向き 
栽培面積:2.53 ha
仕立て方法:コルドン・ロワイヤ
品種:ピノ・ムニエ50%、ピノ・ノワール50%
植樹年:1985 
植樹密度: 8500/ha
収穫量:60hl/ha 
醸造
選果場所:畑の中
マセレーションの有無:なし 
酵母の添加有無:なし
アルコール醗酵:なし
熟成容器:バリック
濾過清澄:なし、澱引き:なし
このキュヴェの年間生産ボトル本数:250
ラタフィアは2009年から作り始めて
今リリースされているものは2012年までのブレンド。
発酵を止めるためのブランデーは自社製の45度のフィーヌを使用、
こちらはラタフィア製造のために造られているもので非売品。
カーヴ内の小樽で熟成されており、
2009年以降スティラージュを行っていない。
そのため樽内は数年分の澱が入っている。
現行のラタフィアはある程度甘みが強くそれらしいが
現在熟成中のものはより軽やかで甘さも控え目になっている。
Extra Brut - Haut Chardonnay Millesimé 2012
エクストラ・ブリュット オー・シャルドネ ミレジメ 2012
品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ 各1/3ずつ
醸造:マロラクティックは行なわない
ビン詰め:2006年6月
デゴルジュマン:2010年9月
ドザージュ:4g/l 
生産量:2106本

Le Mont Benoit Premier Cru Brut Non Dose
ル・モン・ブノワ・プルミエ・クリュ・ブリュット・ノン・ドゼ
樹齢:40年
収穫:2005-2006年
醸造・熟成:100%樽(うち5%が新樽)にて。一部マロラクティック発酵。
アッサンブラージュ:シャルドネ45%、ピノ・ノワール32%、ピノ・ムニエ23% 
ドザージュ:4g/l (2010年10月入荷のものはノン・ドゼ)
サーヴィス温度:11度
 生産量:6080本
 

Emmanuel Brochet
エマニュエル・ブロシェ
Champagne Villers-aux-Noeuds ヴィレール=オー=ヌー
 
シャンパーニュ造りの哲学とは、自然と適合させ
シャンパーニュの仕上げの段階で調和をとることです。
畑では除草をやめ、化学肥料と殺虫剤は使用しない、
そのため植物にバランスを生み出します。
土壌の仕事は、モン・ブノワの泥の多い粘土石灰質土壌における
全てのフィネスを、ブドウの樹へもたらします。手作業による収穫の後、
シャンパーニュ地方の伝統的な圧搾機で優しくプレスします。
続いて出来る限り人間の干渉を避け、ワイン全体を発酵、
ナチュラルな澱の上で11ヶ月の間樽熟成させます。ビン詰め後、
穏やかに泡が生成されます。
この泡立ちは見事な柔らかい調和と官能的なミネラルの
控えめなメッセージとなります。

 【ドメーヌについて】

エマニュエル・ブロシェは自分自身のワインを造るため、1997年にモンターニュ・ド・ランスの西、ヴィレール=オー=ヌーに居を構えました。2002年に醸造を開始し、以来ブドウ畑における仕事とワイン造りに熱中したこの若きヴィニュロンは、ドメーヌを継ぐとすぐに環境に配慮した実用的な栽培への転換を行い、限られた人向けのワイン造りに取り組んでいます。母から相続した2.5haの単一区画“ル・モン・ブノワ プルミエール・クリュ”のみを所有。畑は南東向き、泥の多い粘土・石灰質土壌はワインにフィネスとミネラル分をもたらします。最も古いブドウ樹は1962年植樹のもので、シャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・ノワールを栽培しています。

より良いワイン造りに必ずしもオーガニックな栽培が必要だと考えているのではなく、土やブドウを思った結果にこの栽培があると考えています。
(ブロシェ生年月日1972年5月25日)
 
ドメーヌ創業年: 1997年

栽培面積:2.53ha (シャルドネ0.78ha、ピノ・ノワール0.75ha、ピノ・ムニエ1ha 樹齢:平均35年)
生産量:700011000本(年により異なる)
醸造:伝統的な圧搾機を使用。澱と供に樽熟成。
植樹本数:71408300/ha
歴史:母方から畑を相続し1997年より栽培開始、2002年に醸造を開始。両親ともに醸造栽培とは縁がなく初代。一番重要なのは土、その次に樹だと考えている。
 

【畑について】

栽培方法:ビオロジック
認証機関:エコセール認証
2005年に化学薬剤を取り止め2008年にビオロジック開始、2011年に認証取得。 
その栽培方法を適用している畑名:全て
栽培方法の将来的な展望:現状継続
土壌:粘土石灰質
自社ブドウ畑面積: 2.53ha  
契約ブドウ畑面積: 0 、自社ブドウ畑の数: 1
栽培品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ

ブドウ以外の自社農作物:なし
主な仕立て方法:歴史的にシャンパーニュのシャルドネはシャブリ仕立てなので古木区画のシャルドネはシャブリ。
他はほぼコルドン・ロワイヤ。
仕立ての支柱の素材:木製と鉄製
添え木の素材:木製と鉄製
堆肥:2008年から家畜の糞をベースに自作。撒いてみて年一回は多過ぎると判断したため、3年に一度くらいを目安に行っていきたいとのこと。
母親から相続した2.53haの単一区画"Le Mont Benoît 1er Cru"のみを所有。ロゼは止め、現在生産しているのはLe Mont BenoîtとHaut Chardonnayの2種のみ。2015年から"Haut Meunier"の名前でピノ・ムニエ100%のキュヴェも売り出すかもしれない。2008年ヴィンテージより造っていてリリース時期、名称ともに未定。売り出すとしたら2008か2009のいずれかになる予定。
畑は南東を向いた緩やかな斜面になっており、1985年と2003に植樹されたゾーンが下部、1962年植樹の古木ゾーンが上部に位置している。"Haut"の意味は文字通り区画内でも奥の高い位置にある古木区画のぶどうを使用したことによる。下部の若木区画は霜害や湿度からくる病害への耐性と表土の多さを考慮して、一番下からピノ・ムニエ、ピノ・ノワール、シャルドネの順に植えられている。
  

 【醸造について】

酵母のタイプ:一次発酵は野生酵母、二次発酵はクオーツを使っていたが自社培養酵母も試しているらしく、2014年ヴィンテージからは自社培養酵母(培養した自然酵母)を使えそうだとのこと。
圧搾方式:2000Lの古典的な垂直式、1ére cuvée, 2éme cuvée, 1ére taille, 2éme tailleに分けている
醗酵容器: 228L小樽か600L樽
熟成容器: 228L小樽か600L樽。 
228Lは毎年5%新樽。Vin de Réserveや試作用は小さなステンレスタンクを使用。ラタフィアも小樽。そのほかデブルバージュ用の小さなステンレスタンク、プレス後果汁を樽に詰める前の作業効率的な一時的逃げ道として琺瑯タンクも数台所有。デブルバージュにかける時間は6〜10時間と短め、垂直式プレス機は非常に綺麗な果汁が絞れるためあまり時間をかけない。琺瑯タンクに入っている時間はせいぜい1時間程度。
セラー環境:畑までは蔵から800mほど。
醸造・熟成用施設は全て地階にあり住居に併設されている。(住居ごと醸造施設になっている。)
年間生産ボトル本数:およそ8000本/年