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ジョルジョ・リニエの魅力はなんと言ってもちょっと派手目で分かりやすくブルゴーニュ好きの肝を押さえているという部分にあります。 若い時期でも美味しく、熟成しても魅力を発揮するという部分も魅力で、欠点らしい欠点は見あたりません。グラン・クリュ・クラスはかなり高いレベルでそのポテンシャルを見せつけてくれますし、知的ではないけど魅力的な女性、私にとってはそんなイメージです。
 
Clos-Saint-Denis 2004
クロ・サン・ドニ [2004]
 
 

らかにブルゴーニュのトップ・ドメーヌとは言いません。正直そこまではポテンシャルは高くないのです。でもよくいますよね、魅力が他の要素を全てカバーしてしまっている人、そんな感じなのです。
最近ではヴィノラムが正規輸入元になり、更に素晴らしいコンディションでワインを楽しみ事が出来るようになりました。
 
ョルジュ・リニエはモレ・サン・ドニに本拠を構えるモレの代表的なドメーヌで、セラーが造られた19世紀中頃よりリニエ家が所有しています。
小粒ではありますが非常に優れた畑をいくつか所有しているモレ・サン・ドニの有数なドメーヌです。芳醇で瑞々しく力強く個性の際立つワインが生み出すことでしられています。
生産量の半分をニュイやボーヌの有力ネゴシアンに樽で売っている為、ドメーヌの元詰めワインは貴重なものとなっています。
なお、ユベール・リニエとは従兄弟にあたります。
 

メーヌ・ジョルジュ・リニエはブルゴーニュの伝統的な手法を重視して守り続けています。耕作に於いては堆肥のみ使用していて、化学肥料などは一切使用しません。
13℃で5日間の低温浸漬の後、培養酵母などは用いず、野生酵母のみで発酵させます。35℃以上にならないように温度コントロールして、10日間アルコール発酵を行います。
その後、濾過処理して瓶詰めを行います。新樽は、特級には100%、その他は30%使用し、18ヶ月樽熟成させます。
濃縮した味わいのワインは、葡萄風味が強く、テロワールが良く表現されています。
7~8年で飲み頃になりますが、15年以上の熟成をさせるとブーケが強くなる伝統的なブルゴーニュ・タイプです。
ボンヌ・マール、クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニはとても品質が高く、高評価を得ています。