ワインはまるで人間のように、その素性に近づけばそれだけ真の姿に近づく
17世紀頃の中世の雰囲気をそのままに纏っている、1904年創業の非常に歴史あるボデガで、現当主はゴンザレス・カレアガ氏です。当地の原産地呼称 「D.O.Rias Baixas/リアス・バイシャス」 には5つのサブゾーンがありますが、一番の中心地といえるのが 「Val del Salnés/ヴァル・デル・サルネス」 で、ボデガはここに位置しています。
ボデガ名にはワイン造りにゆかりのある15世紀に建てられた宮殿 『フェフィニャネス城』 の名を冠しており、ラベルデザインに配されていることからも伺えるように、伝統を守ったワイン造りを貫き、全てのキュヴェは地元原産の 「アルバリーニョ種100%」 の単一品種で醸すというポリシーとこだわりを持った造り手です。このような伝統を守る一方で、セラーには適所に最新の設備も備えており、愛情を込めて伝統を守りながら、コストのバランスと自然の持続可能性を両翼で追及しています。
現当主ゴンザレス・カレアガ氏が受け継いできたボデガの熱い情熱と、老舗ならではの技術と名声によって紡がれた綺羅星のキュヴェには、ロバート・パーカーJr.やギア・ペニンらもこぞって毎年のように非常に高いポイントを与えており、昨今話題となった書籍 『死ぬまでに飲むべき1001のワイン』 にも選出されるなど、アルバリーニョ種の白ワインを代表する銘ワインを生み出し続けています。
白ブドウのアルバリーニョ種は、大西洋に面したスペイン北西部ガリシア地方のリアス・バイシャス地域における代表的な品種で、リーズナブルでありながら非常に高品質な辛口白ワインを生み出します。この活気ある沿岸地域で花開いた白ワインは、日本人が大好きなイカやタコ、エビ、貝などの魚貝類を使った料理に大変良く合います。
※リアス・バイシャスでは赤ワインはほとんど造られていません。