コスメジプシー卒業物語 vol.11
こんにちは。美ナチュラル代表の木川紀子(のんこ店長)です。
自身の肌悩みを解消してくれたある石鹸との出会いをきっかけにオープンしたのが、このお店。
長年、自分の肌を何とかしたいと、あらゆる製品、方法を試しては失敗するまさにコスメジプシーだった私が、自身のコスメジプシーを卒業し、アロマティックライフ魔法の石鹸をオープンするまでのお話を、当時のメルマガから抜粋してご紹介します。
どーしてもキレイになりたくて
いつもご購読いただいている方、
初めての方、
こんにちは。
美ナチュラル(旧アロマティックライフ魔法の石鹸)(*このお店の最初の名称です)、のんこ店長です(*^_^*)
さあっ!
私のコスメジプシー生活も佳境に入り始めています。ちょっとニキビに悩んでいた思春期。新宿の百貨店のコスメカウンターで、
「あらあら、そのお肌どうしたの?これでキレイになりましょ」
と、声をかけられて以来、実際にはお肌はキレイにならなかったのに、「化粧品でお肌をキレイにしたい!」と、どんどん、スキンケアコスメにはまっていった私。
今思うと、雑誌などの情報にマインドコントロールされていたと分かりますが、ナント私は、美容部員にまでなってしまっていました。
3年勤めるも、キレイにならない矛盾を感じ、ある日突如退職を決意。
突然の「離婚したいんだよ!」宣言
出産、子育て、アロマスクールに通うという生活になじんでいた頃、突然言われた、年下の夫からの「離婚したいんだよ!」宣言。
な、な、なにーーーー!
あんた、1歳の息子をおんぶしながら必死で夕飯作ってるその私に、何言うっての?夕焼けが目にしみました・・・
元々、突発的に何かを言う人だった情熱的な性格の夫だったので、まずは冷却期間をと、私は実家へ戻り・・・結果、なんと約1年間の別居。
結果的には、「桜並木を見ていたら、やっぱり家族がイイと涙が出た」と、懇願する夫に折れて戻ってしまいました。
でも、私にとって、その代償は大きかった・・・。
地獄の始まり
その間の高いストレスで、当時は病名が分からなく後日、判明したのですが、すごく痒い湿疹をすこ~し発症。
その後、下の子が生まれたとたん、すこ~しの湿疹が、ド派手に暴れまくり、すご~いことになってしまったのです!
まぶたは赤く腫れ、コンタクトも入れられない。
顔、首筋、は赤く乾燥したような湿疹が広範囲にいくつも。
そして、一番すごかったのが両腕全体と両足の足首から付け根までの全体のあちらこちらに、2センチ大(!)のブツブツとした、すごーい痒くて真っ赤な湿疹が
もうすこし、すき間があってもイイのに・・・ってくらいに、いくつも、いくつも、いくつも、盛り上がってびっしりと。いや~、本当にぞっとする光景でした。
これ、一言で言って「狂気を呼ぶ痒み地獄」
悪化の一途をたどる
その後も、寝るときも痒く、ボリボリボリボリ掻いていて眠れない。
朝も痒さで目覚め、ボリボリボリボリが止められず起きあがれない。
お風呂にはいると、強烈な痒みが一斉に襲ってきて、顔を真っ赤にして、気が狂ったみたいにかきむしってしまうので、汚い話ですが、私の入った後はお湯がなんかいろいろと浮かんで白っぽく濁るんです。
一緒に入る子どもも、いつも心配して、「おくすり作ったよ」などどいって、おもちゃの入れ物に入れたお湯をかけてくれたり。これがまた、嬉しいけど・・・痒い!
お風呂から上がると、真っ赤になった湿疹すべてから、ジュクジュクと大量の液がしたたり落ちて、裸のままあっちこっちティッシュで慌てて拭くわけです。
そのスキを縫って、あとは、全部にガーゼを貼って、液が垂れないように押さえるのに、30分。すっかり身体は冷えてました。
出口の見えない地獄
車を運転する時など、神経を使うことをしていると痒みが増して腕を掻くことになります。すると、カサカサと白いふけみたいな物が腕から落ちて・・・
それを見ていると、それまで健康だった自分がすっかり別な人間になってしまったようで、不安と悲しみが襲ってくるのでした。
こうして、どんどん湿疹が治らないどころか、地獄の様相を呈していったので、最初は弱いステロイドだったのが、最後は一番強い物になり、それも、とうとう効かなく!!!
ああ、もう耐えられない!?私はパニック状態に陥りました。
つづく!