コスメジプシー卒業物語 vol.8
こんにちは。美ナチュラル代表の木川紀子(のんこ店長)です。
自身の肌悩みを解消してくれたある石鹸との出会いをきっかけにオープンしたのが、このお店。
長年、自分の肌を何とかしたいと、あらゆる製品、方法を試しては失敗するまさにコスメジプシーだった私が、自身のコスメジプシーを卒業し、アロマティックライフ魔法の石鹸をオープンするまでのお話を、当時のメルマガから抜粋してご紹介します。
どーしてもキレイになりたくて
いつもご購読いただいている方、
初めての方、
こんにちは。
美ナチュラル(旧アロマティックライフ魔法の石鹸)(*このお店の最初の名称です)、のんこ店長です(*^_^*)
さて!
そんな私の、アロマティックライフ魔法の石鹸をオープンするまでの物語。
今はお陰様で納得のいく商品をご紹介できている幸せな私ですが、それまでの残酷物語・・の続きです。
前回は、かつて私は、今もあるフランス製高級スキンケアブランドの美容部員で、なんと、たった1週間分で50,000円もする集中美容液を、自分で効果を確認していたわけでもないのに、
会社からの説明を「信じ切って」お客様に売り、
コスメジプシーさんを作る一端を担ってしまっていたお話しをしました。
なんか違う・・・こみ上げる思い
「高価なのに効果なし」
そんな高級化粧品に嫌気が徐々に嫌気がさし、そもそも、規則が苦手な私は、窮屈な制服を着せられたり、(美容部員なんですから、当たり前ですが)、あれこれ規制されたりといった不自由さに我慢がならず、
ある日突然、「カーっ(~o~) こんなのやってられっか!」という思いがこみ上げ、翌日、いきなり辞めたいと、会社に伝えることになったのでした。
あ、でも、辞めたいと伝えた後、ちゃんと、引継ぎとかやって平和的な円満退社でしたから、ご安心を。
3年間勤めましたが、結局私には、会社勤め、特に外見を繕う必要のある美容部員の仕事は、向いていなかったこと、もう一つは、いくつかの事が私にとって「ヘンだ」だったというのもありました。
一つは靴。もう、足が本当に痛くて痛くて、足に合った靴なら大丈夫だと思い、高いパンプスを買っても、パンプスである限り、足の痛みの解消には至らず。
でも、美容部員は、お客様に憧れてもらってなんぼの世界でもありますから、外見を取り繕うのは必須事項。メイクも、顔が変わってしまうのが苦手で、ファンデのみでポイントメイクはしなかったり、うす~くしかしていなかったのですが、よくチーフに注意されたりして。私が辞めると聞いたとき、ホッとしたんじゃないかな~なんて、思います(笑)
それでも、狸みたいになる顔がキレイと思えず・・・。どうしても濃いメイク、できませんでした!
いつもの無料サンプルを3,800円で!?
また、時々「コフレ」と称してスキンケアのセットを格安で販売したり、プレゼントイベントを開催したりしてたのですが、コフレに入っているスキンケアって、普段、タダでバンバンあげているサンプルたちなんです!
オススメするのも、なかなか気が引けました。
プレゼントイベントでも、何万円か購入してくれると差し上げていたのですが、私からしたらなんとも粗末な代物で、フランスの高級メーカーとしては、子供だましのようでかえって失礼なのではないかと心配になるほどでした。おそらくコストは1つ、数百円だったと思います。
コフレや、プレゼントについて、「これ欲しい!素敵!」と思ってもらえないとダメなんじゃ? 家に持ち帰って冷静になったとき、「なにこれ?失敗した!」と思われていないだろうかと、心配になったり。おススメするにしても、なんとも辛いんです。これでは売上げアップの販促にならないと思った私は、上司に意見したこともありました。
熱意が解けて消えていった瞬間
ところが、そんなことを言う美容部員って、いないんですってね・・・。その後、速攻、別の上司に呼ばれて、優しくでしたが、意見の仕方を注意されました。なるほど、あまりに思いが強すぎて、攻撃的な批判を展開してしまっていたようでした。
なので、そこはもっともなお話で反省・・・だったのですが、言い方は分かったとして、私の意見はどうだったのかについては、一切触れられず、なんだか、これまでの「店の売り上げを上げたい!お客様に喜んで何度もブースに足を運んでもらいたい!」という熱意が急に溶けてなくなり、「もう、私の願いはここではかなわない」と、気づいてしまったんですよね。なにか、魔法が解けたようなそんな感じでした。
で、帰り道、「カーっ(~o~) こんなのやってられっか!足も痛いし(*´Д`)」
となったわけなのです。その時の心境は、
「あ~、すっきりした♪・・・オエっ(x。x)゜゜゜」
そうです。私は妊娠していたのです。
同じことの繰り返し・・・
妊娠してからの私は、今度は子どものためにまたまた雑誌から情報収集です!
当時まだ27歳。
「カルシウムが大切!」
と言えば、下痢をしながらも牛乳を飲み続け、
「体重を増やすな」
と言われれば、食事もあまり取らず最後まで5kgしか太らず、
結局、頭も体もカチカチの状態での出産だったんだと思います。
可愛そうに、40時間を超える難産の末、未熟児寸前のオチビちゃん、出産で苦しかったのでしょう、産声もあげられないほど衰弱した息子を出産したのでした。しかも、黄疸で1日退院も遅かったっけ・・・。
(今は困るほど超元気な子になりました!)
今思えば、なんと優等生気質で頭でっかちな私!息子よ、ごめん!
感じる事を忘れていたことに気づく
下痢してるのになぜ、牛乳が合わないって気付かなかったんだろう。
どうして、自然な食欲が湧かなかったんだろ。
思い返してみると、何か「失敗したくない」「最良じゃなくちゃいけない」という思いが強すぎて、情報に振り回されてしまったように思います。
つまり、情報こそが正義、正しいと思い込み、「自然に感じること」を忘れていたというか、結果、自分で考える、自分で感じ取ることをしなくなっていたんだと思うのです。
その後、息子が1歳の時、アロマテラピーに惹かれ、3年間、学校に通うことになり、そこで・・・・
私はいろ~んな間違いに気がつき、感動の嵐に巻き込まれていくのでした・・・!
そう、第1の目からウロコ時代に突中です。
次回へ続く!