できてしまったシミを消すのは大変 後悔する前に、UVケアと生活の見直しを |
◇美白成分の役割はメラニンの抑制。シミを消す漂白剤にはならない 女性が気にするシミの多くは、日焼け、つまり紫外線によってできたシミです。このようなシミはごく初期のものを除いて、美白化粧品では消すことができません。大切なのは、まず、シミをつくらない生活をすることです。 美白成分とは、そもそもメラニン色素がつくられる際に肌の中で起こる反応を抑えるものです。つまり、メラニン色素工場の歯車に、どこかでブレーキをかけるものと考えればよいでしょう。どの歯車に作用するかは、美白成分によって異なります。たとえば、メラニン色素に作用するチロシナーゼ酵素を阻害するもの、メラニン色素をつくる際に働くDNAに作用するもの・・・・。 いずれにしても美白成分というものは、これからつくられるメラニン色素を減らすように働くもの。ですから、美白化粧品も、これからできるシミを予防するというのが本来の役割です。漂白剤のようにシミを白くしてくれるわけではないのです。 美白成分配合の美容液やクリームで毎日予防にケアをし、普段から野菜中心の食生活を心がけることが大切です。 |
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1.紫外線が表皮細胞に当たると、 エンドセリンという情報伝達物質が分泌される。 2.エンドセリンがメラノサイトに伝達され、 メラノサイトの中でメラニン色素がつくられる。 3.メラニン色素がメラノサイトから分泌される。 4.メラニン色素の生産が過剰になったり、 メラニン色素が皮膚に残存するとシミになる。 |
できてしまったシミやシワ 種類によってはピーリングやイオン導入などで改善できることもあります。 |
◇古い角質を取り除き肌の再生を促す ピーリングとは酸などを使って古くなった角質を取り除き、肌の再生を促す美容法。 ピーリングというと「危ない」というイメージがあるようですが、これは、日本でピーリングが普及し始めたころ、エステティックサロンなどでトラブルが多発したためでしょう。 しかし現在では、日本皮膚科学会のガイドラインに沿って、ピーリング療法はクリニックのみでおこなわれるようになり、安全なものとなっています。また、肌にやさしいピーリング剤も開発されているので試してみるのもよいでしょう。 最近では家庭用のピーリング化粧品もたくさんでています。グリコール酸、乳酸、フルーツ酸などAHAと呼ばれるものが代表的な成分です。選ぶときは、一度使ってみて、肌につけたときにかすかにピリピリ感があり、流したときにツルッとするものを。 あまり弱すぎるものだと効果がないので気をつけましょう。 |
P o i n t | ピーリングのしくみ |
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酸などを用いて厚く硬くなった角質を取り除く | |
加齢や不規則な生活などによって肌のターンオーバーが低下すると、古い角質がたまって厚く硬くなります。 この古い角質をピーリング剤で取り除くことによって、肌のターンオーバーを促し、肌を再生させます。 ピーリングをおこなうと、肌のくすみが取れ、美容液の成分が浸透しやすくなる効果も。 |
家庭用のピーリング化粧品には、洗い流すタイプと拭き取りタイプがありますが、拭き取りタイプは肌をこすって傷めてしまうこともあります。肌にやさしいのは、クリームかミルク、ジェルの洗い流すタイプです。 |
美白化粧品は予防のために使うもの。 スポットよりも顔全体に使用しましょう。 |
◇スポット型や美白パックより毎日使える美容液を 美白化粧品には化粧水、クリーム、パック、スポット型などさまざまなものがあります。これらのなかから、どんな化粧品を選んだらよいのでしょうか。高価な美白パックなどには有効成分もそれなりに入っていますが、こういったものをたまに使うよりも、毎日使える商品がよいでしょう。 そう考えると、やはりクリームや美容液で、毎日ケアするのがおすすめです。価格的にも無理のないものが続けやすいのですが、残念ながら極端に安いものは、効果もそれなりになってしまうようです。 |
P o i n t | 美白美容液の使い方 |
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◇顔全体につける 美白化粧品はシミ消しではなくシミを予防するもの。 気になる部分だけに使うのではなく、顔全体に使いましょう。 美容液など美白成分そのものを肌に浸透させる化粧品がよいでしょう。 |
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