ブリュノ・クレールはマルサネに本拠地を置き、マルサネ最高の造り手として知られている。
そして眩いばかりのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(0.8h)やカズティエ、クロ・サン・ジャーク(1h)を所有し、マルサネを合わせると17hもの土地を所有する。
マルサネで最も素晴らしいのは雄に60年は超えようというロンジュロワが有名でマルサネとは思えないほどの優雅で素晴らしい酒質。
もともとブリュノ・クレールは1950年代名声を極めたクレール・ダユの家系で現在その当時の名声を取り戻すがごとく素晴らしいワインを造り出している。
クレールのワインは、けっして抽出の強い濃い系のワインではなく、比較的軽やかな姿も感じさせる理想的なブルゴーニュだが、ここ10年ほど日本へはほとんどまともな状態のワインが輸入されず誤解されている部分がある生産者の一人だ。
全く残念な事だが、今回蔵出しの非常に良い状態のワインを紹介できるのは嬉しいばかり。