2012年、南アフリカの首都プレトリア出身で、ピノ・ノワールの名手ハネス・ストーム氏によってヘルマナスに設立されたワイナリーです。
ワインコレクターだった父の影響でステレンボッシュ大学で栽培と醸造を学びますが、学生の頃から、かの「ハミルトン・ラッセル」で研鑽を積み、後にワインメイカーに就任します。大学時代に虜になったピノ・ノワールとシャルドネを扱う彼の技術は卓越しており、小規模生産者の栽培コンサルタントを務めるなど若くして敏腕ぶりを発揮してきました。
本拠を置くヘルマナスのHemel-en-Aarde/ヘメル・アン・アールデはケープタウンから東へ120kmの海の近くに位置し、南極から流れるベンゲラ海流と大西洋からの涼しい南東の風の影響を受けており、灼熱の南アフリカにおいて並外れた冷涼な海洋性気候でピノ・ノワールとシャルドネの聖地と言えます。また、西ケープ州の他のワイン産地よりも年間の降水量が多いため、干ばつの影響を受けにくい利点もあります。
ハネスはとても勤勉家で温かく愛に溢れた人柄で、彼の周りのワイン造りに携わる人々や友人たちからだけでなく、地域の人々や流通に関わる人たちからもとても愛されています。今季より念願叶ってラフィネでの取り扱いが可能になりました。豊かなヘルマナスの大地とハネスの手によって育まれたブドウから生まれるエレガントで繊細なキュヴェをどうぞお楽しみください!
ケープタウンから東へ120kmに位置するリゾート地ヘルマナスにある海洋性気候のワイン産地
「ウォーカーベイ地域」は、シロナガスクジラが見れることでも大変人気ですが、この中の地区
「Hemel-en-Aarde」が2009年に3分割されました。
この3地区すべてに畑を持ちワイン造りをしているのは「ストーム・ワインズ」だけです。
①Hemel-en-Aarde Valley/ヘメル・アン・アールデ・ヴァレー:標高は高くなく粘土がちな頁岩で温暖
②Upper Hemel-en-Aarde Valley/アッパー・ヘメル・アン・アールデ・ヴァレー:中間に位置し風化した花崗岩土壌
③Hemel-en-Aarde Ridge/ヘメル・アン・アールデ・リッジ:標高が330mもあり最も高いため寒く、土壌は頁岩
3つの異なる地区(ワード)の個性を活かすため、人的介入は最小限にとどめ、
徹底した少量生産を貫くことにより、最大限にその魅力を発揮しています。
【全房使用率】テロワールの特徴を生かすため15~20%以内に抑える
【熟成樽】「ハミルトン・ラッセル」のお下がりのフランソワ・フレール製小樽
ルイ・ラトゥール製の小樽
【熟成期間】約11~18カ月